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VIPでテキストサイト」共通テーマ:手

手というと、私は手段やteqniqueといった言葉を連想します。それは多分職業柄です。
ですので、時には仕事の話でもしましょうか。

職人という概念があります。もっとも、これは日本に特有の概念ではなくて、craftsmanだとかmeisterだとか、世界中のどこへ行ってもあるものですが。
けれど、これほどまでに職人が賛美されるのも日本だけなのかな、と思います。

日本における職人は、ある意味で万能の存在です。
例えば、とある町には古びた工務店があって、そこにはミヤモトさんっていう偏屈なオッサンがいたりするわけです。
よく一杯飲み屋で柿ピーと冷やを頼んでは、野球中継の裏表を見て帰っていくうだつの上がらないオッサンです。
しかし、ミヤモトさんにしか作れない配管継ぎ手というものが存在します。特殊な立体構造と、とてつもない寸法精度。これを作ることが出来るのは世界広しといえどミヤモトさんだけです。

そんなミヤモトさんが、下町の工場にわらわら住んでいるのです。
ある人は鏡面研磨の達人、
ある人は鋼焼き入れの達人、
ある人は金属膜溶射の達人。
探せばどんな達人でもいるから、彼らが集まれば作れないものはこの世に存在しません。

それが日本の職人信仰です。
しかし私は、職人という存在を消し去りたいとずっと思っています。
それが日本の物作りを、更なる高さへ押し上げるから。

もし職人が神なのだとすれば、私の仕事は、神を人間界へと引きずりおろすことです。
重要なので強調して言うけれど、それは神殺しではない。
私が持っているのは槍じゃなくて一粒の林檎。


私の仕事は、とあるメーカーの生産技術です。
開発された新製品をマスプロダクト化するための手法を確立するのが仕事。

チャーハンで例えると分かりやすいかな。
一個だけ作るのはとても簡単です。米はぱらぱらになるし、具材もあるだけ入れればよい。
ところがこれを10人分作るとどうなるか。
プロでも10人分は無理だ。まず、米を投入すれば鍋の温度は下がる。多すぎて火の通り方は一定にならない。具材にも偏りが出来る。チャーシューが入っていない人が暴動を起こすかもしれない。
それがマスプロダクトの難しさなんです。小さい鍋で作るのと違って、品質が安定しない。
この問題をどう解決するのか。それが仕事。

例えばこの問題は、バッチ処理ではなくてライン制作に切り替えることで解決できるはずです。
つまり、10人分をいっぺんに作るのではなく、数人で、山パンのラインの如く作れば良いのだ。

品質を安定させるという観点でもうひとつ重要なことは、「人によるばらつきを無くす」ということ。チャーハンを作る人によって味が違っていては、客が寄り付かないじゃないか。
そのために我々は作業手順書を作ります。ここで言えばレシピですね。
誰もがそれを参照することで、ばらつきなく作れる。初心者でも作れる。不透明な部分は一切残さない。

そんな立場に立ってみると、今の日本の物作りはどうだ。
あれはミヤモトさんしか作れない、ミヤモトさんには後継ぎがいない、入ったけれどすぐにやめてしまった。
こんなものが持続的な経済活動といえるのか。

いや、そんなこと言っても、ササキさんの鋼焼き入れ技術は神業なんだ、あれは科学じゃ解明できないと思う。
そういう意見があるかもしれない。
でも違うそうじゃない、科学で解明できないんじゃなくてそれを忌避してきただけなんだ。
やろうと思えば、私の仕事のように、SEMを見てTEMを見て、AESで元素の分布レベルまで、EBSPで結晶粒界レベルの組織差を見て、それくらいの努力は出来るはず。
差が分かれば、後はそれに近づけるようトライ&エラーを繰り返すだけの簡単なお仕事。
大量生産用の条件を探し出せば良いのだ。

それが上手くいけば、あとは標準化をすればおしまい。
誰でも作れるように、製品のレシピを作るのだ。
ただそれだけ。そんな簡単なことが出来ないのは、ただ単純に怠慢なんだ。

よく誤解されるけれど、私は別に機械化を進めたいと言っているわけではありません。
一般に大企業といわれるうちの会社だって、機械じゃ出来ないものは出来ないって割り切っているし。
人の手でしか作れないものは当然ある。
けれどそれを、誰でも簡単に作れるようにレシピ化するってだけ。
人と神の垣根を無くすのだ。
誰が作っても同じなんて、そんなのはつまらない。そんなことをしていては硬直化してしまう。
そういう意見もあるかと思いますが、アーティストと職人は違うんです。
そこがごちゃごちゃになると、デザインがぶれてしまう。
その辺りの線引きはしっかりした方が良いです。

標準化の結果、誰が何でも作れるということは、製品同士、技術同士の垣根が比較的緩やかになるということを意味します。
ある業界では当たり前に使っていた技術が、他の業界に革命を起こすかもしれない。
今の日本は上から下までどこも官僚的な縦割りだからそれこそ硬直化しているけれど、それも無くしていければより物作りのレベルはアップするはずです。

職人という存在は、ある意味で日本の縦割り社会の最小単位です。
それを無くすことで、澱んでいた技術や知識は動きだし流れ出し、それが物作りのレベルを上げる。
私の理想はそういう社会です。


今日の曲 - Every little thing「きみの て

No.101の記事から。

例えば、ジョイマンは、以下の二人で構成されています。

・高木晋哉
早稲田大学出身で、小島よしおと入学年度が同じ。
ラップが得意らしい。
アンガールズの田中に似ているとよく言われる。

・ジョイマンじゃないほう
詳細は知らん。


その他にも、
ドランクドラゴン: 塚地と一般人
ますだおかだ: 岡田と他一名(名前は知らない)
Mr.children: 桜井さんと桜井さんじゃない人たち
米米club: カールスモーキー石井と、その隣にいる奴と、他(人数は知らない)
アンタッチャブル: ピン芸人
など、様々な人たちがいます。

この概念をCHAGE&ASKAに適用するとどうなるのでしょうか。

CHAGE&ASKAのCHAGE&ASKAじゃないほう。
ASKAが居ない今となっては、いったい誰がCHAGE&ASKAになるのでしょうか。
そのイデアはどこにあるのか。

例えば、今それは、帽子を脱いでしまったCHAGEの頭上のHAGEなのかもしれない。
一体それ以外に、何がCHAGE&ASKAに残っているというのか。
そこに在らざるものをして、我々にCHAGE&ASKAと言わしめる。
まるでそれは、穴こそがドーナツの存在証明であるというドーナツホールのパラドックス。

そう、それはCHAGE&HAGE。

昔、そこには確かにHAGEではない何かがあったのです。
しかし、無くなった今では、その空隙こそがそれをCHAGE&ASKAたらしめているのです。
空隙が無ければ、CHAGE&ASKAなどもはや存在していないのかもしれないんですよ。


そして、それは私がテキストを書き続ける理由のひとつでもあります。

エネルギー保存則により、
インターネットという閉ざされた空間内部のエネルギー総量は今も昔も変わっていません。
しかし、圧倒的に立ち上る熱量というものを感じることは少なくなっています。
例えば、限られたリソースの中でひとつのジャンルが生まれること。
その萌芽を後発の大波が呑み込んでさらに成長すること。
または仮想の局所的人口密度のばらつき。

これはひとえに、世界のエントロピーが増大しきっていることを意味しています。
エントロピーとは分かりやすく言うと、エネルギーの散らばり具合です。低いほど散らばっている。
エネルギーは高いところから低いところへと流れていくので、そこには力が発生します。それを我々は、仮想的に熱気として観測します。
しかしそのうち、全てのエネルギーは混ざりきり、均一な空間だけが残ります。ちょうど水とお湯を混ぜたみたいに。
その不可逆性を我々は老化と呼びます。

私が求める空隙、もしくはドーナツホールは、言うなれば高い塔みたいなものです。
どこにいても見える、町のビルなんかに邪魔されない、雨の空でも消えたりしない、とても高い塔。
別にそこを目的地としたいわけではないんです。
一日の終わりにそれを見ることで、世界が変わらずにあり続けることを確認できるように。ただ視界の端に留めたい。
そんな塔を求めています。
塔はしかし、このエントロピーの増大しきった世界ではどこにもありません。すべてが平坦な砂漠なんです。

でも私はそこに、ひとつの確かなものとして塔をイメージしています。
それは遥か昔に見た熱気です。例えるならば黎明期のテキストサイト。または小説サイト。
テキストサイト自体に意味はありません。
たまたまエントロピーの低かった時期に目立っていたというだけ。

熱気を求めているから、
私はまず砂漠の砂を使って山を作ろうとしているのです。城なんてそんな大それた物じゃなくてもいいから。
それは小さな足掻きかもしれないけれど、その小さな足掻きは確実に対流を起こします。
その対流が波を起こすかは知りませんが、可能性だけはあります。

動きましょうよ。
そうすれば何かが起こるかもしれないから。



今日の曲: ハチ「ドーナツホール

100の質問に答えます。

長いです。


なんか、コピペしてきたらpのタグがたくさん入った。

バグかな。

読み辛いと思いますが、長いのでこのまま載せます。





1 お名前、サイト名、生年月日を教えてください。

名前: びーぶる

サイト名: beable雑記

誕生日: 4月7日 生年については適当に想像してみてください。



2 血液型、星座を教えてください。

血液型: AO型。AだけどAAじゃないよ。

星座: 牡羊座



3 身長・体重・靴のサイズは?

身長: 174cm

体重: 58kgくらい?

靴: 24.5cm

2014年5月時点の情報です。



4 どこに住んでいますか。

現在は茨城県つくば市の畑の合間。

ロボットが歩いてたり悪の秘密結社があったりする部分からは結構離れています。



5 生まれはどちら?

神奈川県横須賀市の追浜です。

いろいろと世紀末感あふれる町です。

詳しくはこの辺りに書きました。


横須賀は、今のところ一番好きな街です。

なんというか、自分の中でのスタンダード。



6 いつからインターネットをしていますか。

ISDNが神ともてはやされていた時代。だって電話しながらネット出来るんだぜ。すごくね?

そんなふうに中居君が言っていた記憶があります。

テキストサイトの黎明期あたりだと記憶しています。

侍魂が開設するちょっと前くらい?



7 いつからサイトをやっていますか。

2000年だったはず。

最初に作ったやつが今までで一番長持ちしたな。

全然違う傾向のテキストサイトでした。小説と日記中心。

今は小説なんて載せづらいな。



8 サイトを作るのは幾つ目?

5個目くらい?

html手打ちしてたサイトが1つ、

あとは全部ブログ。ほとんど同じ名前のサイト。



9 自覚してる長所と短所を教えてください。

長所も短所も、「高速ギアしか持ってないこと」だと思います。

一旦走りはじめれば、突破力はあると思います。

でも、瞬発力は全然ないんです。


あと、致命的なのが、飽きやすいことです。

高速ギアを売りにしてて飽きやすいって、とてもとてもダメ人間。

今まで4つくらい作ったブログは、飽きて3か月の記事数10くらいで放置してました。

今回のブログは、今までにないくらい続いてます。



10 ネット上での、自覚してる長所と短所を教えてください。

○長所

テキストに限らず、何か作品を鑑賞するときは全力で、というところが長所かな。

私は、アーティストというよりも評論家寄りの人間だと思います。


なので、レビュー希望・批評希望があれば、ばしばしやります。

基本的には甘いけど、指摘されても怒らないことが条件になってしまいますが。


○短所

タイピングが遅い。

議論のスピードについていけない。

煽り態勢が無い。



11 自分のサイトのいい所と悪い所を挙げてください。

いい所: 更新速度が速い。ブログだから多分読みやすい。

悪い所: 広告が邪魔。文章が長くて邪魔。そもそも画像だらけでテキストサイトと呼んでいいのか謎。所見の人には何が何だか分からない。



12 インターネット以外の趣味はなんですか?

文章を書くこと。あまり変わらないな。

あとは食べ歩き? 甘いものは好きです。好みを言ってくれれば、おすすめスイーツを答えられるくらいには趣味です。



13 インターネットに毎日どれだけの時間を費やしますか?

純粋に読んでる時間は1時間くらい。

あとはテキストを書いたりで1時間くらい。



14 オタクですか。

オタクというほどの深い知識はございません。

サブカル関係に関して言うと、消費者くらいが関の山。

オタクは尊敬します。なりたくないけど。



15 好きな本を教えてください。

好きな小説3つ:

村上春樹「風の歌を聴け」

山田詠美「風味絶佳」

宮沢賢治「銀河鉄道の夜」


すごいと思う小説3つ:

安部公房「箱男」

ティム・オブライエン「世界のすべての7月」

舞城王太郎「好き好き大好き超愛してる。」



16 好きなマンガを教えてください。

一番好きなマンガは「めぞん一刻」です。三鷹さんは神。

あと、昔のジャンプ系マンガは大抵好きです。スラムダンク、ダイの大冒険、幽遊白書、ドラゴンボールなど。

現役で連載しているマンガで、唯一ちゃんと追ってるのはBLEACHです。



17 好きなゲームを教えてください。

テレビゲームは、スーファミが一番好きです。

クロノトリガー、FF6、ロマサガ3。音楽が良いゲームがいいな。

PSで唯一好きだったのはFF7です。これも音楽が良い。



18 好きな映画を教えてください。

好きな映画: Stand By Me

すごいと思った映画: 七人の侍



19 好きな音楽を教えてください。

チャットモンチーの「シャングリラ」が好きです。

あと、2011年のぽぽぽぽーんの合間を縫うようにラジオで流れてた、たむらぱんの「ラフ」。


最近好きな2曲を挙げると、

・lil'b「オレンジ

・星野源「地獄でなぜ悪い


あとは、L'arc~en~cielが好きです。まともにライブに行ってるのはラルクだけ。

その中でも「虹」と「Forbidden lover」と「花葬」が好き。

「Metropolis」も好きだけど、あれはP'unk~en~cielのバージョンが良いです。


でもなんだかんだ言って小室世代の曲が直撃なんです。

trfとglobeがとても好き。


この辺りはそのうちちゃんと書きたいです。



20 上記の「好きなもの」の中から、ひとつだけ人に薦めるとしたら?

箱男は読んでほしいです。

今のところ、小説というメディアを最もうまく使いきったアートだと思っています。


あと、項目が無かったから書かなかったけど、

アニメ「輪るピングドラム」がとても好きです。見てほしいです。



21 巡回サイトはいくつありますか

最近はあんまり巡回サイトって無いです。

ひと昔前は僕秩を毎日見てましたが、更新されなくなってしまったので。


今は「VIPでテキストサイト」の更新サイトをいつも見てます。



22 影響受けたサイトを教えてください。

Webサイトに影響を受けたということはありませんが、

先述の僕の見た秩序が好きです。目指す方向性はそっち側。また、僕秩は凄く見やすいので、その辺は見習いたいなと思います。



23 尊敬しているサイトを教えてください。

自分の中ではろじっくぱらだいすと僕の見た秩序が2大テキストサイトとして長い間君臨しています。

やっぱり、15年間毎日更新って凄まじいことだと思います。

僕秩は活動の場を移してしまいましたが、

ろじぱらのストイックさは変態レベルだと思います。もう終わる姿が想像できない。



24 愛しているサイトを教えてください。

14年前にやっていたサイトで知り合った皆さんのサイト。

大部分は消えてしまいましたが、生きていく上での指針みたいなものを見せてくれました。

その中でも、特に、ここかな。小説サイトです。

http://sunao.qee.jp/

リンクを貼るかどうか迷ったけれど。

ここの小説とは人生の3分の1をともに過ごしたのだ。信じがたいな。



25 最高のテキストサイトは、どこだと思いますか?

現状、生き残ってる中で最高というと、2chしか無いと思いますけど。

質は知らんが、量は凄まじい。創造者の手を離れて無限に成長する。

北欧神話のヨルムンガンドみたいだ。



26 テキストサイト初心者に薦めるとしたら、どのサイト?

昔だったらReadMeを投げておけばどうにかなったのだけど。

今はどこに何があるのかよく分かりません。

とりあえず僕秩は見やすいから良いと思うよ。



27 苦手なサイトを教えてください。

facebookとか。

同調圧力は好きじゃない。増してやネットでまでやるなんて狂気の沙汰。



28 許せないタイプのサイトは?

長編小説を未完のまま放置とか。

しかも、そう言うのに限って面白かったりするのだ。



29 嫌いなサイトを教えてください。

まとめブログは嫌いと言いつつ見てしまいます、
でもtwitterのまとめは誰得なのだ。


30 閉鎖して一番残念だったサイトはどこですか?

小説連合「楽園」。

最近久しぶりに開いたら結婚相談所になっててびびりました。

オンライン小説にもテキストサイトにも、なかなか厳しい時代ですね。



31 テキスト系以外では、どんなサイトによく行きますか?

よく見るのは野球系のまとめブログです。

あと、wikipediaをよく見ます。図鑑とか便覧の代わりにはかなり有用です。物質の物性値とか、よくまとめられていて見やすい。



32 会いたいサイト管理人を教えてください。

小説系のサイトの管理人と話してみたいです。

24番で挙げた小田桐さんもそうだけど、

小説を書く人って独特の世界を持ってるから、そういう人たちとゆるく話してみたいです。



33 リンクを貼ってもらいたいサイトを教えてください。

昔、僕秩からリンクを貼ってもらったことがあったので、

それを更新してほしいですwww

まずはいろんな人の目に触れないと話が始まらない。



34 今まで会った中で、一番面白いサイト管理人さんは誰でしたか?

現実に他のサイトの管理人と会えるのは、

テキストサイト管理人の中でも選ばれしリア充だけだと思うのです。

もちろん私はそこまで選ばれし人間ではございません。



35 サイトを始めたきっかけを教えてください。

最初のサイトは、書いてた小説をどこかに載せたかったときに、

学校の同級生がホームページ作ってたからだろうな。

今回また始めたきっかけは、「VIPでテキストサイト」という集まりを見たことです。



36 サイトをやってて良かった、と思った事はありますか?それはどんな時ですか?

初めて反応をもらえたときは嬉しかった、ような記憶があります。もはや覚えてませんが。

現在に関して言えば、今は下積み時代なのでまだ嬉しい体験は無いです。



37 サイトなんてやるんじゃなかった、と思った事はありますか?それはどんな時ですか?

翌日7時起きなのに、2時になっても文章が完成していないとき。

そして、書きたいことが多すぎて終わりが見えないとき。



38 あなたのサイトの現在のアクセス数と、理想的なアクセス数を教えてください。

UUで5~25くらい、PVは15~60くらい、というのが現在。

多ければ多いほど良いんじゃないかな。



39 オフ会に出たことはありますか。

出たいとも思いませんが。



40 オフ会であった、愉快な出来事を教えてください。

この前、友達のクレセロとジャッフンーの大会に出たんです。
それで決勝までいったんですが、決勝で凄い面白いことが起きたんですよ。
なんと最終ババウのときに、クロセロがケウェーウをシャイツwwwww
しかも相手チームもハジャエをロッキンスマールしてたしwww
セルニャじゃないんだからwwww
まじうけるwwwwwナハウwww
ハユイwwwケスwwww
やべwwww母国語でちゃったwwwバスwwww


ということがありました。

嘘です。コピペです。



41 オフ会であった、どうしようもない出来事を教えてください。

この前、友達のクレセロと(略)


だから、出たこと無いんだって。



42 顔文字ってどうですか?

感情を示す象形文字、あるいはオノマトペなんだから、否定される理由が分からんのですが。

顔文字を否定する人は宮沢賢治も否定するのだろうか。



43 (爆)とかの表記はどうですか?

若干死語感は否めませんが、

文章にフィットしてるなら良いんじゃないかな。これもまたオノマトペの一種。



44 以前使っていたハンドルネームを教えてください。

今世紀に入ってからはずっと「びーぶる」を使い続けてます。



45 そのハンドルネームの由来は何ですか?

あれとかこれとかそれとか。

一応、公式にはこいつをもとにしているとアナウンスしています。



46 更新頻度はどれくらいですか。

毎日更新してます。

一日でも休んだら二度と書かなくなりそう。



47 一回の文章にかける時間はどのくらいですか?

およそ1時間。

かける時間があるときは3時間くらいかけますけど、外から見るとあまりクオリティに差は出ないみたいです。


90分テキスト一本勝負の時は、

30分で構成を考えて60分で書きます。



48 文章を書くのに気合いを必要としますか?

気合、テンション、もしくは突破力。

この辺りがないと何も進みません。

その分、精密さは犠牲になっています。



49 1日に何回アクセス解析結果を見ますか?

0または1回。

リファラが気になるのです。



50 1日に何回自サイトの掲示板をチェックしますか?

このサイトに、そのような便利なものは存在しません。



51 仲のよいネッ友は誰ですか。

このサイトに、そのような便利なものは存在しません。


あまり、最近はネット上の繋がりって無いんですよね。



52 ネゲットはアリですか?

その単語、初めて聞きました。

質問の作者の造語じゃないのか。


思わずググってしまいましたが、

まぁやりたいならやれば良いんじゃないですかね。



53 ネゲットしたことありますか?

このサイトに、そのような便利なものは存在しません。



54 恋人、もしくは好きな人は、ネットで知り合った人ですか?

ネットで知り合って付き合うって凄いな。

もしネカマだったらどうするんだろう。気にせず付き合うのか。



55 文章を書く上で、最も影響を受けた作品・作家を教えてください。

ちょっと迷いましたが、安部公房を挙げておきます。

熱気と飛躍だ。



56 批評サイトについてどう思いますか?

見たことないけど、多分すごいんだろうなと思います。

批評してほしい。



57 批評サイトに批評依頼をした、もしくはしようと思った事がありますか?

そもそもそれがどこにあるのか教えてください。


レビューくらいなら私も書けるので、むしろやりますよ。



58 サイト持ちということを、会社や学校で隠していますか。

特に言わないけど、隠しているわけではありません。

隠す必要がどこにあるのだ。



59 サイト持ちということを、恋人に隠していますか。

隠す必要がどこにあるのだ。



60 サイト上でのキャラクターであるあなたと、実際のあなたのギャップはどれくらいと自覚していますか。

キャラ作ると疲れると思います。

従って、ギャップは存在しません。完全に一致です。



61 リンクページに気を遣っていますか?

リンクページはありません。

でも相互リンクとか良いよね。そのうち作るかも。



62 相互リンクについての見解をどうぞ。

そういうゆるい繋がりは良いと思います。

リンクはネットの基本構成要素ですから。



63 リンクに関する哲学などがあれば教えてください。

リンクの哲学って何だ。

リンクとは指向性を持った葦である、みたいなのがあるのか。分からん。


哲学は無いですが、情報ソースや引用元にはリンクを貼ります。

私はSTAPじゃないんです。



64 自分の文章は、何らかの付加価値を産み出すに値すると思いますか。

コピペですら、文脈によっては付加価値を産み出すんです。

自分の文章がコピペに負けるなんて思ったこともないのですけれど。



65 ICQリスト、またはMSNメッセンジャーリストに、何人登録されていますか?

メッセンジャー、昔一人だけ登録してたな。

今は廃止されてますが。



66 そのリストのうち、たまにでもちゃんと会話しているのは何人ですか?

だから廃止したんだって。



67 サイト作成はHTMLエディタとメモ帳、どっち?

ブログなので、そのような高等なものは使っていません。

デザインにまで手をかける自信はありません。

ブログ用のエディター+必要があれば手打ちしてますが、通り一遍のタグしか知らないよ。



68 お薦めの便利ツールがあれば教えてください。

あなたはExcelをご存知でしょうか。

すごく便利なtoolなんです。

表もグラフも作れるし、

計算もできるし、

リストも作れるし、

マインドマッピングにも使えるし、

お絵かきだってできます。


テキストを書くときにはWordと同じくらいの頻度で開きます。すごいぞ。



69 お薦めの便利サイトがあれば教えてください。

http://games.kids.yahoo.co.jp/sports/013.html


貼れと言われた気がした。

基本的に野球ヲタなんです。



70 ブラインドタッチは出来ますか?

速度を問わないのであれば。



71 1日何ヒットからが大手だと思いますか。

2007年くらいで一旦引退した私のイメージは、連続アクセス含まず、

・1~10PV / day:       初心者

・10~50PV / day :      弱小サイト

・50~100PV / day:     下位サイト

・100~1000PV / day:    中堅サイト

・1000~10000PV / day:  大手サイト

・10000~100000PV / day: 最大手

・100000PV / day以上:   何かドーピングしてますわ


という感じ。

けれど、今はだいぶ様相も変わってそう。



72 自分のサイトをカテゴライズするなら、何系ですか?

元々「ネタ系」を標榜していましたが、

他のものも書きたいので変えたいと思います。

何にするかは知らないけど、強いて言うならば雑記系だ。



73 普通に遊ぶネッ友はいますか。

このサイトに、そのような便利なものは存在しません。

というか、51と質問が被ってますが。



74 ネットをやるようになってから、本業に支障が発生しましたか?

出まくりです。

昼間眠いです。



75 ネットをやるようになってから、それまでの交友関係に支障が発生しましたか?

ネットは道具でありメディアムであるので、

本質的には支障など出ようがありません。

メディアムは用法と用量を守り、正しく使用しましょう。



76 こういう人大好き~!っていう人のタイプを教えてください。

昔から、好みの女性のタイプはwinkの相田翔子だと言い続けています。

けれども最近はあまり見ないので、
次点で中川翔子を挙げておきます。

でも浜田翔子は特に好きではないです。



77 どうしようもねーな、こいつ。っていう人のタイプを教えてください。

戦う意思がないのに無駄に暴力的、とかかな。

これはシミリでありメタファーです。


殴り合うなら全力で。



78 どうでもいい人のタイプを教えてください。

どうでも良すぎて覚えてません。



79 一番自信のあるテキストを教えてください。

このサイトに載せている中だと、「現代版・七夕物語」かな。

個人的に推したいのは、「W杯を考える」の、56.16.2です。


今まで書いた中全ての中では、去年文藝賞に出した小説が今のところ一番です。



80 一番消したいテキストを教えてください。

消したいやつは、7年くらい前にすべて消えました。



81 テキストサイトを読んでいてビックリした事はありますか?

何故か、「こーこはどーこの箱庭じゃ?」っていう名前が浮かびました。

何年前のサイトだよ。

確かに驚いたけどさ。


さっき久々に見に行ってみたのですが、

開設わずか1.5か月で10000hit達成するという凄まじさに一番びびりました。

そういう時代だったのか。



82 テキストサイトを読んでいて感動した事はありますか?

ろじぱらの十年砂時計の話は、今見ると余計に感動しますね。

あと、5年ぶりにさっき読んだ小田桐さんのO&O。

インターネットは、もう重い歴史を持った世界なのだなと思います。



83 ネット自慢してください。

8年くらい前に、ブログで「包麺超人」というネタをやったことがあります。

このネタが気付かないうちにtwitterでパクられて、しかも1000RTを達成していてビビりました。

パクったアカウントは何故か削除されていましたが。


それに限らず、昔のブログでやってたネタを各地で丸コピーされているのを見ると、

呪いのビデオテープがダビングされていく様子を見る貞子みたいな気分になります。



84 ネット懺悔してください。

ネットで悪いことってできないんです。

自演さえしたことない。



85 自分のサイトが1番面白いですか?

そうなるように努力しています。

まぁ一番自分の好みには合うわね。



86 掲示板にどうしようもない書き込みがあったときの対処法を教えてください。

荒しに反応する人も荒しです!



87 ネットバトルについてどう思いますか。

殴り合うなら全力で。



88 ネットバトルしたことありますか?

基本的に平和主義者なので、ありません。



89 ネット上だと強かったりしますか。

ネット上よりも直接会った方が強気だと思います。

ネットだと面倒なのでだいたい触りませんし。



90 前サイトのタイトルは?そして、どんなサイトでしたか?

前にやっていた雑記サイトのタイトルは、「びーぶる雑記」でした。

ほとんどこのサイトと同じ。



91 没になったサイト名候補を教えて下さい。

ろじっくぽらだいす

僕の見た秩序、

待塊

かメ入間

numeli

ー流ホームページ

とか。今考えた。


没も何も、サイト名には一切のこだわりがありません。

改名しないと地獄に落ちるわよって言われたら即日変えます。



92 今のサイト名の由来を教えてください。

雑記系サイトだからです。



93 自分のサイトの現在のアクセス数は不当であると感じていますか。

不当って何だ。陰謀論か。

ユダヤが背後にいてPVの操作を行っているのか。

怖いな。

それであれば、不当だと感じていたとしても真実は書けないな。


でもまぁ、PV数は一番の基礎指標だから疑う余地はないと思いますけど。



94 テキストを書くにあたり、最重要視している要素を教えてください。

文章の練習になるかどうか。

このサイトのほぼ全ての記事は、ある程度の制約をもって書いています。

それは技術論だったり扱うテーマだったり。

その中で、いかに完成度の高い文章を書くかという勝負なのです。



95 プロフィールに嘘を書いていますか?

嘘は書いてません。

真実も書いてません。

プロフィールなんて書いたことありません。



96 あなたの夢を教えてください。

テキストを用いたアートが何らかの形で復権すればよいな、というのが一番かな。



97 隠しサイトを持っていますか?

隠しているわけではありませんが、

サイトはいくつかあります。

現在、他は更新していませんけれど。



98 サイトを閉鎖するときがあるとすれば、どのようなときですか?

やる意思はあるけれど、何らかの理由で続けられなくなったとき。

放置し始めたら、やる意思が無くなったと見なしてもらえれば有り難いです。



99 サイトに対する信念があれば、教えてください。

サイトは、あくまでもメディアのひとつです。

深入りする理由も価値も無いんです。



100 最後に、何か一言お願いします。

ゆるく続けるので、ゆるく見てもらえるとありがたいです。

そして、もし最後まで読んでもらえたのだとしたら、お礼を申し上げます。ありがとうございます。



「テキストサイト管理人に100の質問」 公式ページ 原案:竹田 改訂:岩倉

時には、普段と違った更新をしてみようかと思います。せっかく50回記念だからな。
今回は文章の話。
文章を書く人に聞いてみたいこと。
文章を書こうとする人に伝えたいこと。

文章を書くにあたって必要なこと・必要なものは何か。
人によって、それは方法論だったり、かけた時間の長さだったり、才能だったり、いや違う、努力のほうが大事だ、
など、様々な意見があると思います。

私は基本的に、そういう文章力と呼ばれるものは二の次だと思っています。
大切なのは、「文章を書く理由」です。
なぜあなたはその文章を書くのか?
そもそも、あなたはなぜ文章を書き始め、そして書き続けるのか?

文章力なんて無くてもいい。
伝えようとする気持ちがあるならば、どんな相手にも伝わるし、
伝えたい温度を持っているならば、どんな相手でも暖められる。
誰だって、本気でラブレターを書けば名文になるんだ。



私が文章を書く理由について。

中学校の頃の夏休みの宿題は、配布されたリストの中からやりたいものを選んで提出するというものでした。
リストは公募ガイドの抜粋。
だから、賞金や賞品といったものが存在するわけです。
じゃあ、その中でいちばん賞金額の高いものをやろう、という話になりました。
それが、角川スニーカー文庫の新人賞でした。賞金は100万円。

その頃は、国語のテストの点数は常に並レベルでしたが、
詩や読書感想文や市主催の「主張文コンクール」など、文章を書くことに関してだけは褒められた経験しかありませんでした。まぁ中学生レベルだし。
だから、まぁ書けば何とかなるんじゃね? という安易な気持ちで書き始めたのです。

夏休み全部を掛けて、実際に小説は完成しました。出さなかったけど。
それがまともな文章を仕上げた初めての経験でしたが、
その時に、書き上げた達成感と同時に、別の感覚も味わったのです。

それは、世界に小さな穴が開いてその向こうから光が差し込んでくる感覚。
しかもその穴は一つではない。いろんなところに開いている。
その穴を覗き込んでみると、
見たことのない光、感じたことのない重力、触れたことの無い温度、
そういったものを感じ取ることが出来る。
ただし、そのエネルギー源はとても遠くにあるから、目のフォーカスは全然合わない。
けれども、文章でそれをスケッチすることで、概形をとどめておくことは出来る。

そのスケッチが私にとっての文章です。
それは文章というよりも詩だから、どちらかというと一般的な文章とは少し違うかもしれません。

一般的に良いとされているテキストと違って、私の文章には指向性が存在しないのです。
対象物の周りをぐるぐる回ってアクティブソナーを当て続けるような感覚。

そんな文章でスケッチを終えると、また新しく世界に穴が開きます。
その向こうに見える世界をまた見たいから、私は文章を書きます。

その繰り返しだ。

その感覚は、まさに村上春樹の「完璧な文章などといったものは存在しない。完璧な絶望というようなものが存在しないようにね。
という一文そのものです。
完璧な文章を書き上げた瞬間、世界は完全に閉じるのでしょう。
それは世界の終焉を意味しているのです。



自分の話が随分長くなってしまいましたが、
私は、文章を書く人に聞いてみたいのです。

何故あなたは文章を書くのですか?

その理由と、その熱気を持って文章を書いているんです、
だから良い文章になるのです。

それは他の人には見えない世界だし、
そして、文章を書く人への指針にもなるのです。
だからこそ聞いてみたいのです。




加藤登紀子-「時には昔の話を」
https://www.youtube.com/watch?v=4VYuzNJZ1vc

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