♯黒サンタの話
昨日の記事では、ダークサイドに身を落としてしまった黒サンタについて触れましたが、
黒サンタは悪い子に石炭の塊をあげるという伝説があります。
一般に石炭は、いらないプレゼントの代表格とされていますが、現実を見ると意外にそうでもないようです。
石油に駆逐され、世界のエネルギー供給トレンドにおいて以前ほどの存在感を見せるには至りませんが、
2011年の福島ショック以降、世界には原子力を忌避する流れが出来はじめています。
その潮流の中で、原子力の穴を補完する代替エネルギーとして、石炭は再びスターダムへ登りはじめているのです。
現在、石炭の価格は$136 /1tです。
仮に「石炭の塊」が1kgだとするならば、悪い子が1000人集まれば、そこには黒サンタから$136の特別ボーナスがもたらされるということになります。
ならば、例えば日本人がみんな悪い子になれば、
黒サンタは日本に$1,920,000の国富を提供してくれるということです。
これはおいしいだろ。
悪い子を大量に雇い入れて、そしてサンタから大量の石炭をもらう。
これはひとつのビジネスになるのではないでしょうか。
そして石炭の消費量は再び上昇し、供給エネルギーNo.1の座に返り咲くのです。
石炭発電は世界中の空に大量の粉じんを撒き散らし、辺りを黒く染めます。
そして、通常のサンタは黒サンタへと染まっていく。
増えていく黒サンタが、
増えていく悪い子への対応をより迅速なものにする。
これが経済資本の回転(T.O.C.)です。経済は回りながら、雪だるまのように膨らんでいきます。
しかし、ここでひとつの疑問が生じます。
黒サンタが石炭をくれるのは分かった。
じゃあ、その購入費用はどこから出ているのか?
そのヒントは、昨日の記事で触れた黒サンタが握っています。

ダークサイドに落ちてしまった黒サンタ。
彼の元々の所属球団は広島です。スポンサーはマツダ自動車。
自動車業界。
そう。どこよりも多くのガソリン、すなわち石油を必要とする業界です。
つまり、
マツダは、石炭を大量に供給する黒サンタに投資することで石炭を供給過多とし、
DS曲線の移動に伴い石炭の価値を暴落させることで同種のエネルギー源である石油の供給をだぶつかせ、
本来はパレート最適化していた石油の値段まで下げることで車の維持にかかる変動費を安く抑えることを企図し、
その帰結として車の需要を高めるというブーメラン効果を狙ったある種のメセナだったんだーっ!
(な、なんだってー?)
たまに牛や豚のモツを入れていくという罠もあるようですが、
それはそれで、好きな人にはたまらないかもしれませんね。
今日の曲 - 「Santa Claus is Coming to Town」
昨日の記事では、ダークサイドに身を落としてしまった黒サンタについて触れましたが、
黒サンタは悪い子に石炭の塊をあげるという伝説があります。
一般に石炭は、いらないプレゼントの代表格とされていますが、現実を見ると意外にそうでもないようです。
石油に駆逐され、世界のエネルギー供給トレンドにおいて以前ほどの存在感を見せるには至りませんが、
2011年の福島ショック以降、世界には原子力を忌避する流れが出来はじめています。
その潮流の中で、原子力の穴を補完する代替エネルギーとして、石炭は再びスターダムへ登りはじめているのです。
現在、石炭の価格は$136 /1tです。
仮に「石炭の塊」が1kgだとするならば、悪い子が1000人集まれば、そこには黒サンタから$136の特別ボーナスがもたらされるということになります。
ならば、例えば日本人がみんな悪い子になれば、
黒サンタは日本に$1,920,000の国富を提供してくれるということです。
これはおいしいだろ。
悪い子を大量に雇い入れて、そしてサンタから大量の石炭をもらう。
これはひとつのビジネスになるのではないでしょうか。
そして石炭の消費量は再び上昇し、供給エネルギーNo.1の座に返り咲くのです。
石炭発電は世界中の空に大量の粉じんを撒き散らし、辺りを黒く染めます。
そして、通常のサンタは黒サンタへと染まっていく。
増えていく黒サンタが、
増えていく悪い子への対応をより迅速なものにする。
これが経済資本の回転(T.O.C.)です。経済は回りながら、雪だるまのように膨らんでいきます。
しかし、ここでひとつの疑問が生じます。
黒サンタが石炭をくれるのは分かった。
じゃあ、その購入費用はどこから出ているのか?
そのヒントは、昨日の記事で触れた黒サンタが握っています。

ダークサイドに落ちてしまった黒サンタ。
彼の元々の所属球団は広島です。スポンサーはマツダ自動車。
自動車業界。
そう。どこよりも多くのガソリン、すなわち石油を必要とする業界です。
つまり、
マツダは、石炭を大量に供給する黒サンタに投資することで石炭を供給過多とし、
DS曲線の移動に伴い石炭の価値を暴落させることで同種のエネルギー源である石油の供給をだぶつかせ、
本来はパレート最適化していた石油の値段まで下げることで車の維持にかかる変動費を安く抑えることを企図し、
その帰結として車の需要を高めるというブーメラン効果を狙ったある種のメセナだったんだーっ!
(な、なんだってー?)
たまに牛や豚のモツを入れていくという罠もあるようですが、
それはそれで、好きな人にはたまらないかもしれませんね。
今日の曲 - 「Santa Claus is Coming to Town」