2014年10月

前回は、野球の優勝セールの話をしました。
しかし、優勝セールだと分かりづらいので、もう少し話を分かりやすくしましょう。

世の中には、「給料の現物支給」というものがあります。
本来、労働基準法で厳密に禁止されているのですが、野球界では稀にあります。例えばヤクルトのつば九郎。彼の年俸は、「1万円+ヤクルト400・タフマン飲み放題」といったものです。
まぁヤクルト飲めるならしょうがないな。しかもタフマンまでついてる。これなら納得の契約更改でしょう。

もし、給料を現物支給されるなら、いったいどこの球団がいちばん良いのか。
それを考えてみることにしましょう。

まずは前述のヤクルト。確かにヤクルト400もタフマンも良いのですが、私はミルミルのほうが好きです。
もし仮に、ヤクルトのおばさんがよく売っているような、
ヤクルト80+ソフール+ミルミル+ソフール+ジョア
このセットが支給されるのであれば、誰もが納得するに違いありません。
あまり高額ではないし派手さには欠けますが、選手の身体のことまで気づかった、実によい支給品です。


あとは横浜。
当然ちくわは入って来ます。何故ちくわか。知らん。
ただ、公式が「横浜名物」と謳っているのだから確かに横浜名物なのでしょう。
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昔、横浜の親会社がマルハだったことから、
未だに付き合いで仕方なく売っているのかと思いきや、そうではありません。
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ニッスイ製です。
よく分かりませんが、ちくわと横浜は切っても切れない関係のようです。

とりあえず、年俸にはちくわ一年分とか渡しておきましょう。
だんだんちくわがゲシュタルト崩壊してバットに見え始めたりするかもしれないから。

あとは、横浜名物といえばシウマイです。
余談ですが、崎陽軒のシウマイをもらって、あまりのまずさに愕然とした記憶がある方もいると思います。
そうです。製品によっては極めてまずい。具体的にはこれ。真空パックのやつです。どうやら、シウマイのおいしさは真空にすべて吸収されてしまうようで、私も高校生の頃まではシウマイが嫌いでした。しかし、ある時、真空パックになっていない普通のやつを食べたところ、じつにおいしかった。
言うなれば、マックとクアアイナの違いみたいなものです。マックだけでハンバーガーを語ること無かれ、真空パックだけで崎陽軒を語ることなかれ。
ということで、一度、真空パックじゃないシウマイを食べてみてください。横浜を見直すかもしれないから。

以上から、選手への現物支給は、
・ちくわ一年分
・シウマイ一年分
ということで決まりました。
シウマイもゲシュタルト崩壊して、だんだんボールに見え始めるかもしれない。そのうち、ちくわとシウマイだけで野球ができるようになるのだ。高額な用具を買わなくても、誰でも野球ができる。それが、野球の裾野を広げるために必要なことなのではないでしょうか。それが野球の未来を創るのです。

しかし、両方とも保存料不使用なので、日持ちだけはしません。残念。
だから早く食べるしかないね。江戸っ子は宵越しの金を持たねぇ。
そしてその結果、一年後に通知が来る所得税が払えなくなるのです。もう残ってないし。
これが、野球選手によくある所得税破産です。
身の丈に合った生活が大事ってことですね!!!



今日の曲 - One Direction「One Thing」

今年は横浜が強かったこともあり、野球を久しぶりによく見ていたのですが、日本シリーズも終わり、これで今シーズンは全て終了です。
ドラフトもいつの間にか終わっていたので、後の話題は契約更改くらいかな。その辺りは基本的にどうでも良い。

今回の日本シリーズはソフトバンクを応援していました。
何故か。それは、阪神が勝ってもありがたみが無いから。阪神が勝ったところで、道頓堀に誰かが飛び込んで終わりじゃないか。そして数多くのカーネルサンダースが犠牲になるのだ。
しかし何故カーネルサンダースなのだ。マックの唯一神でもいいじゃないか。らんらんるー♪と飛び込めば良いじゃないか。出来ない理由でもあるのか。やはりあれか。何かしらの触れてはいけない力が働いているのか。そうか。確かに、言われてみれば有名なアヒルと同じ名前なのに、某ネズミが怒鳴りこんでこないのは不思議だ。なるほど。彼らと拮抗する戦力……それは怖いな。触れたら消されるな。うん。ごめんなさい。
まぁそれはそれとして、阪神が勝つと日本一セールは何をやるんだろう。
電車を買えば、今なら2台目半額!!! とか、絶対やらないだろうし。
まぁ、頑張っても記念ICOCA発売とか、台紙付き記念入場券販売とか、その辺りが限界なのではないか。何も安くなってないのがポイントやで!!!
そもそも、それを買おうにも、販売してる駅まで行けないし。売り出しても関東の人には何も嬉しくない。

ということでソフトバンクを応援していました。

ソフトバンクなら全国的に影響力を持っているので、誰でも嬉しい何かをやってくれるに違いない。
電波の強さ50%offとか!(今住んでいる茨城の寮では、ソフトバンクの電波は一切入りません)
ソフトバンクショップの人の商品知識量50%offとか!(某ソフトバンクショップで、やり方が分からないからと言われ、契約変更が出来なかった懐かしい記憶)
孫正義の髪の量50%offとか!(あれは減ってるんじゃないんです、孫正義の成長スピードに髪が追い付いてないだけなんです)

なんか、別に優勝せずに放っといても達成できそうな事象ばっかりだな。
そういうのだけじゃなくて、
もっと良いことをやってくれるだろ多分。
例えば、

ソフトバンク携帯なら、2800円で通話料・通信料が全て無料!(※1~8) とか。

※1 ソフトバンクの携帯電話同士の通話に限ります。
※2 21時~1時の4時間は無料になりません。
※3 iphoneへのメールには通信料がかかります。
※4 メール機能を付加するには、別途300円/月がかかります。
※5 各種特別番号サービスへの通話は通話料がかかります。
※6 有料分の通話料は20円/30秒です。
※7 パケット通信を行うと、0.2円/パケットがかかります。
※8 メールに大容量の添付ファイルが含まれていた場合、別途パケット通信料がかかります。

なんか懐かしいなこれ。

よくよく考えてみたら、
私はauなのであまり関係ありませんでした。
どっちが勝っても一緒ですね。

めでたしめでたし。



今日の曲-「Take me out to the ball game

前回の記事に引き続き、JIMTOFの話です。
世の中には、世界3大工作機械見本市というものがあります。
日本のJIMTOF(Japan International Machine TOol Festival)、
アメリカのIMTS(International Manufacturing Technology Show)、
欧州のEMO。
EMOが何の略なのかは分かりませんが、Europe Machine tOol festivalとかでしょうか。
なんで、どいつもこいつもtoolのoを特別扱いするのだろう。oが何かのコネを持ってるとしか思えない。電通関係者とかテレビ局の社長の息子とか、野村監督の息子とかそういった何かか。

それはそれとして、
この3つの見本市には、開催国の特色が色濃く出ています。
技術屋さんがいっぱい来て、新技術のお披露目会的なJIMTOF。
営業がわらわら湧いてきて、製品の大相談会・または商談会的なIMTS。
新技術と営業の両方を追求しつつ、でも世界観のデザインをやたらと重視するEMO。

技術屋の視点で見ると、見ていて面白いのはJIMTOFです。JIMTOFはブース一面に製品が展示してあるから、色々見れて有り難い。
IMTSなんて、ブースを覗くとPCと椅子と机しか無い世紀末なんです。核の炎に包まれた並に荒廃した世界。もう見本市ちゃうやん。
それは銀座の画廊みたいなものです。土地は広いけど、その95%は商談スペース。そりゃだれも買わんわ。

しかし、実際に工具を買って使う側からするとまた意見が違うみたいです。確かに、JIMTOFを見てもどれが自分の会社で使えるのか分からんし。だからそういう人はあんまりJIMTOFに行かない。とくに海外の人は。
そういう事情があり、JIMTOFはもうひとつの側面を持っています。開催国の特徴をよくあらわした側面。

JIMTOFは、忍者が闊歩する世界なんです。

客「ちょっと、おたくの新製品、性能がいいって聞いたんだけど、どこがいいんだか教えてよ」
工具メーカー「他の会社とは違って、○○が××なんですよー」
客「なんで今まで出来なかった○○を××にできたの?」
工具メーカー「それは、今回新たに、レシピに△△をいれ……」
忍者A「私だ」
忍者B「お前だったのか、全然気づかなかったぞ」
忍者A「暇を持て余した」
忍者B「技術者の」
忍者A「情報、ゲットだぜ!」

と、このようになります。
騙す方も騙される方も忍者です。暇を持て余したニンジャスレイヤーの遊びです。
このように、隙あらば情報を盗み出そうとする技術者たちが歩いているため、入講証とIDを兼ねた名札が極めて重要になってきます。会社名書いてあるから。
同業他社は同業他社であると見抜ける人でないと、(JIMTOFを利用するのは)難しい。
裏返して仕込んでおく私のような人も多々いるため、それをどのように盗み見るかの高度な頭脳戦も繰り広げられます。
しかし、真に訓練されたニンジャスレイヤーは、変わり身の術という高度な忍術を使用するのです。
すなわち、
・子会社から入場券と名刺を奪い取って使う。
・下請けから入場券と名刺を奪い取って使う。
・架空の会社で登録、架空の名刺を作って架空の名前を名乗る。

情報を聞き出すためならば何でもアリです。
現代日本には、そのような忍者が集い、忍術対決をする場所が確かに存在するのです。
それが聖地・東京ビッグサイトであるというのがとても良いですね。でも忍者のコスプレではありません。技術者のコスプレをした忍者です。
そして、JIMTOFを見にやって来た外国人技術者たちは肌で感じるのです。確かに日本には忍者がいたのだと。
きっと喜んで帰ってくれることでしょう。

そう、これがおもてなしの心なのです。



今日の曲 - teenage mutant ninja turtles

世の中には、JIMTOFというお祭りがあります。FはFestivalの頭文字なので、間違いなくお祭り。
東京ビッグサイトで2年に1回行われるお祭りです。
レア度で言えばコミケの4倍。もちろん規模はコミケほどではないにしても、常に10万人以上の集客を誇る、かなりのビッグイベントです。
しかも、お金の動きはコミケの比ではありません。そこら中のブースで、百万単位の金が動いているのです。

じゃあJIMTOFってなんの祭りだ。
JIM…まさか、某モビルスーツのオンリーイベントか。
ジムとフェスティバル。
残念ながら、10万人も集まりません。
まだザクレロのほうが集客力があるに違いない。

JIMTOFは、Japan International Machine TOol Festivalの略です。
ちょっと待て。なんだその、
(´-`).oO(なんでOまで大文字にしちゃうんだろう)
みたいな略称は。
別にJIMTFでもいいじゃないか。
ジムトゥフでいいじゃないか。なんかクトゥルフみたいで。

そんな謎のネーミングセンスを持ったお祭りです。
内容は(比較的どうでも良いですが)工具の見本市です。
えらくニッチなようでいて、何故か集客力はすごいです。常にビッグサイトが人だらけでまともに歩けない。

私は仕事の関係で毎回行くのですが、この業界の景気は良いみたいです。
企業ブースに見学に行くと、様々な粗品をもらえます。粗品だけのために行っても良いくらいです。(入る際に入場料は取られますけれど)
まぁ、もらえる粗品は、
スケール(細くて作業着肩のペン入れに収まる定規)とか、
紙やすりとか、
水準器とか、
ルーペとか、
なんか妙に偏った品揃えですけれどね。
ちなみに、うちの会社では、うちわを配布してました。新製品の名前と写真が入ったうちわ。この季節に嬉しいかと言われると極めて微妙。今年は配布するのかな。公職選挙法に引っかかる可能性があるからやらないのかな。でも蓮舫もやってるから良いのかな。

あと、なんか空気の読めない海外メーカーは、モーターショーみたいなコンパニオンを配置してます。
なぜかバドガールだったりして、
スーツのおっさんが険しい顔で言ったり来たりしている中に立つバドガール、その手には大量のスケールを持ち、配布しようとするが、みんな情報収集にしか目がいかないから受け取らない。その存在意義に疑念。
マッチ売りの少女かな?
可哀想なので受け取ろうとすると、何故か一気に5本くらい渡してくる。
どちらかと言えば、アイシティコンタクトのビラ配りでした。
配り終えたら帰れる系の何か。

そんな祭りが今週の木曜日から行われます。
イベント好きは行ってみてください。
その道の人じゃないと何も分からんけど。


今日の曲 - SEKAI NO OWARI「炎と森のカーニバル

妖怪ウォッチがこの先生きのこるために。

前々回の記事でも書きましたが、妖怪ウォッチが大人気です。様々にメディアミックスされていて、また、関連商品もたくさんあり、一部にはポケモンを超えたのではないかという見方もあります。
しかし、実際にどうなのかは分かりません。
今のところはまだ、ムシキングレベルで終わりという未来さえあります。
その後にもデュエルマスターズとかミニ四駆みたいな壁が何枚も残っています。
どうすればこれからも伸びることが出来るのか、可能性を探ってみましょう。

例えば、ムシキングが何故あんなに凄まじい瞬間最大風速を誇ったのかというと、
それは現実へのフィードバックがあったからです。

ムシキングで虫のことを知る
→本物を実際に飼って、さらに愛着が沸く
→さらにムシキングで遊びたいと思う

妖怪ウォッチにもこのループを採用してみてはどうでしょう。
さらに人気が出ること請け合いです。
やり方は簡単。全国の小学生が知っているやり方を使いましょう。

コックリさんを行う
→コックリさんを帰らせずに終わる
→妖怪ゲットだぜ!

コックリさんはもともと「狐狗狸さん」と書きます。その土地に繋ぎとめられた動物の低級霊を呼び出し使役するというタイプの降霊術です。
そう。まさにジバニャン。コックリさんで使役するのはジバニャンなのです。
妖怪メダルを買うにはお金を払う必要がありますが、コックリさんで呼び出したジバニャンにはお金がかかりません。
すごいです。
PL学園など、場所によってはジバニャンじゃなくてワルニャンみたいなやつも呼び出せるかもしれません。

もちろん、地域に根付いた地縛霊の数には限度があります。限定妖怪メダルのように、早く手に入れないと完売になってしまいます。急いで憑依してもらいましょう。
もしかすると、転売厨なんかも出るかもしれませんね。憑依したコックリさんを転売すべく、毎日のように呼び出しては掻っ攫っていき、ヤフオクで売るのです。そうなってしまうと、本当に必要としている子供たちの手に渡らない危険性が極めて高くなります。そうなる前に急いで捕まえましょう。




※良い子はマネをしてはいけません。



今日の曲 - キング・クリームソーダ「ゲラゲラポーのうた

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