2014年06月

前回の続き。
パン食い競争ワールドカップで、いかにして各国は勝ちを拾うべきなのか。

○アメリカ
何があってもハンバーガーを採用すべきです。
この記事にあるような、特大ハンバーガーを持ってくるのです。

重さ56kg。
日本人にとっては、自分の体重とほぼ同じです。
そこに一人の人間が作り出されているのです。まさに万物の創生。

しかし、アメリカ人にとってはこんなの日常なのです。

supersize

ポテトとコーラは? と聞かれたら、迷わず「スーパーサイズ!」と答えないと非国民という世界。
ちなみにスーパーサイズはLの3倍の大きさ。

まるで、「野菜は?」と聞かれたら、
「ニンニク野菜マシマシ」と答えなければ腰抜けと揶揄される二郎みたいな世紀末だ。

どうでもいいけど、この画像、上の枝豆は何なんだ。
これをこぼさずに食べないと負けなのか。
信玄餅並の難易度だな。


○フランス
どう考えてもバゲットの採用が一番です。

その長さと硬さ故に、他国はパン食いで大幅なタイムロスが生じます。
しかし、フランス人ならそんなことはありません。
常にアプリコットジャムやカフェオレを持ち歩いているので、
バゲットの硬さなど気にはならないのです。

しかも、他国が扱いに難渋するその長さと硬さを、
フランス人は逆に利用することが出来る。
そう、フランス人はバゲットを武器に使うことが出来るのです。

バゲットの歴史はフランスの覇権の歴史でもあります。
バゲットが作られたのは19世紀初頭で、これはちょうどナポレオンの侵略史と同時期です。
ナポレオンが作ったものの一つにナポレオンポケットがありますが、
これは、ナポレオンが馬上でもバゲットを落とさないように作られたものです。

そう。バゲットなんです。剣とか槍ではなくて、最も戦場で重要だったのはバゲット。
ナポレオンと言えば白馬に乗った絵を思い浮かべる人も多いでしょうが、
彼の戦術の中核を為していたのは機動力によるヒット&アウェイ。

つまり、

敵集団の後ろに回り込む
→バゲットで殴り倒す
→離脱
→バゲット食べる
→敵集団の後ろに回り込む

を繰り返すわけです。
この戦術を成すために開発されたのが、世界一硬いパン、バゲットなのです。
よく見れば、あのナポレオンの絵も腰にバゲットを差しているはずなんです。

しかし、あまりにも硬く作りすぎたため、寒いロシアでカチカチに凍ってしまい、
食べることが出来ずに衰弱死したというのがナポレオンの死の真相です。

もちろん、バゲットの最強兵器の座は近代戦でも揺らぎはしませんでした。
・戦艦の砲弾が尽きた際には、徹甲弾としてバゲットが使用された。
・砲門にバゲットを突っ込むことで、ドイツ重戦車隊は戦うこともなく無力化された。
・ドイツ空軍の急降下爆撃機を、バゲットで撃墜した。
もちろん、「超空の要塞」であるB29を落とせる日本の竹槍に比べれば、性能面での見劣りは否めませんが。

現代においても、金属を使用しないためにレーダー探知されない兵器として、
バゲットは様々な場面で活躍しています。
無論、探知されないので我々の目に触れることはありませんが。


話が激しく逸れましたが、
このような最強兵器も、使いこなせるのはフランスだけなのです。
周りの国がその有用性に気付く前に早くパン食い競争に投入すべきなのです。
現代に蘇るフランスのバゲット歩兵。
これなら、しばらくはフランスの独壇場が続くに違いありません。


続く(かも)。

あったら嫌なワールドカップシリーズ、4回目。

ある意味、国ごとの違いが最も出やすいのはパン食い競争であろうと思います。

ですので、
もしパン食い競争ワールドカップが行われるならば、
パンとの相性も勝敗に大きく関わってきます。
その国のパンの研究が重要度を増すのです。

パン食い競争。
ルールについては諸説あるのですが、
ここでは、環境に配慮し、次のようなルールが良いと思うのです。

・基本的には100m走。
・中間地点にパンが吊るされている。吊るすパンは開催国が自由に決める。
・そのパンは、口だけで掴み取らなければならない。
・残さず食べる。

最後はとても重要。お腹をすかせたアフリカの子供たちも見てるからね。
ワールドカップたるもの、環境問題へのメッセージを発信しなければいけないのです。

このルールに則ると、どの国が一番強いか。
それぞれの国が採用するべきパンを考えてみます。

○日本
日本のパン食い競争のスタンダードはアンパンですが、
ここは、敢えてのアンドーナツで攻めるのが得策です。
辛いの大好きな中南米勢を一網打尽にできるのです。

しかも、同時に、
・ピロシキだと思って食べたロシア人
・カレーパンだと思って食べたインド人
・ライスコロッケだと思って食べたイタリア人
・クロケットだと思って食べたフランス人

これらを絶望に追いやることが出来ます。
怖いのは、マラサダだと思って食べるハワイアンくらいなものでしょう。
多分、食べ終わった後でもマラサダだと信じて疑わない。

しかし、このようにライバルたちを蹴落とすことで、
日本陸上・短距離界が世界で躍動する初めての大会となることは間違いありません。


○インド
もちろんカレーナンを持ってこないと嘘でしょう。

辛さだけなら中国や韓国、メキシコ辺りだって負けてはいません。
むしろ、インドのカレーの辛さを火とするならば、
四川料理やジョロキアなどの唐辛子の辛さはマグマ。
マグマは火を焼き尽くす」という有り難いお言葉があるように、
辛さだけであればおそらく勝てない。

しかしカレーナンは負けません。
それは、カレーナンには奥行きがあるからです。

辛さだけではない。
焼きたてのナンを食べたことがあれば分かるはずです。
あれは、ちぎる手を焼き、口の中を焼き、飲み込んだ胃を焼くのです。
しかも、不浄だから左手は使ってはいけないというブービートラップ。

さらに、煮えたぎるカレーは辛いだけじゃなく熱い。
100度では沸騰せず、とてつもない熱をその中に孕むのです。
地獄のひとつに炎熱地獄というものがありますが、あれは煮えたぎるカレーなんです。
ちなみに、大炎熱地獄は煮えたぎる激辛カレー。

つまり。カレーナンは、
カレーの辛さ、
カレーの熱さ、
ナンの熱さ。
この3つの火を同時に持つのです。

マグマは火を越える炎かもしれない。
しかし、カレーナンは更にその上を行く焱なのです。
(文字化けしてる可能性が高いですが、ノリで感じ取ってください)

所詮、熱いだけのマグマなんて、子供のお遊びなのさ。
そんなふうに、相手の得意分野に敢えて挑み、そして叩き潰す。
そんなインドの姿勢には、チャンピオンの風格を感じるのです。

続く。

あったら嫌なワールドカップシリーズ、その3。

○借り物競争ワールドカップ
ワールドカップという名前を冠するからには、当然、いろんな国の代表が出てくる。
だから、公平を期すために、いろんな国のものを借りて来なければいけないわけです。

・「深夜アニメのフィギュア」
ヲタ「汚れるから俺の嫁は貸さねぇ」

・「ウォッカ」
ロシア人「もう全部飲んじまったから無い」

・「1兆ジンバブエドル」
絶対誰か持ってきてる。1京ジンバブエドルくらいは。
ある意味、持ってる人が見つけやすいから、お題の中では当たりかもしれない。
でも担いで走れません。

・「おいしいイギリス料理」
フィッシュ&チップス
 →ドイツ人審判「ポテトをバカにしてるからOut」
よく分からない豆料理
 →メキシコ人審判「豆をバカにしてるからOut」
キドニーパイ
 →日本人審判「臭いからOut」
オートミール
 →アメリカ人審判「ケロッグのグラノーラを輸入しないからスーパー301条に引っかかる。Out」
ミートパイ
 →オーストラリア人審判「ピーターラビットのお父さんを使うなんて動物虐待! 人間の知能を持ってるのに!Out!」
ローストビーフ
 →中国人審判「こんな旨いものがイギリス料理なわけないだろ。Out」

そして、イギリス人が大好きな、
樽いっぱいのライスプディングをもって走ることに。

・「インドカレー
インド人審判「これはネパールカレーだからOut」
インド人審判「これはバングラデシュカレーだからOut」
インド人審判「これはカシミールカレーだからOut」
インド人審判「これはパキスタンカレーだからOut」
インド人審判「これはスリランカカレーだからOut」

選手「ナンを探せば勝てる! これだ!」
インド人審判「それはチャパティだぞ」

誰にも違いは分かりません。

・「گیاهان دارویی ادویه

選手「読めません」


結論、ペルシャ語は最強。

前回はゲートボールのみで話が終わってしまったので、前回の続き。

あったら嫌なワールドカップ。


○カバディワールドカップ

マイナースポーツの代表格といえばカバディ。

カバディのルールは簡単で、


・攻撃側は、相手陣内で「カバディ、カバディ」と言い続け、その間だけ守備側の人間にタッチできる。タッチした人数分だけ得点。

・守備側は、これを防ぐために相手をホールドする。ホールドされた攻撃側選手はアウトとなり、次の点が入るまで外に出される。


これをひたすら繰り返すわけです。


書いてて気づいたのですが、

http://www.jaka.jp/

ゲートボールと同様、カバディにもワールドカップはありました。なんということ。


どういうワールドカップなんだろう。考えてみよう。

W杯と言うくらいだから、きっとスケールは大きいに違いない。

サッカーの例を見ても、もはや戦争と言っても過言ではない。

以上のことから、こんな感じだと予想。


・出場選手は、出国した瞬間からカバディ、カバディと言い続けなければいけない

国全体がコートなのです。W杯のスケール感を出すにはこれくらいしないと。


だから飛行機の中でもカバディカバディ。国境を越えたらそこは敵国。

開催国のアドバンテージが凄まじいけど、

これくらいの旨味はあっても良いと思うんです。


・守備側の選手はどこに配置しても良い

だって国全体がコートだからね。

飛行機の中での攻撃・守備というスペクタクル。

こんなのが見られるのはハリウッド映画かジャッキー映画かカバディW杯か、という凄まじさ。

飛行機が落ちても、多分下にリンゴ屋が居て助かると思う。ジャッキー映画で見たから間違いない。


・観客も守備に参加して良い

街中で戦いが始まったら、一緒に戦いましょう。

自国の勝利に貢献するんです。フーリガンも大満足。

ただし、攻撃側にやられた場合にはコート外に出なければならないというルール上、あなたは国外退去となります。

気をつけてください。


カバディW杯北朝鮮大会で、このルールにより国民の8割が国外退去になるのは、また別の話。



そういうワールドカップはどうでしょうか。

(また話がずれてしまった)

世の中は今、ワールドカップ一色になっているみたいなので、
麺に関する記事は一旦休止し、ワールドカップに便乗した記事を書いてみます。

そもそも、ワールドカップはサッカーだけのものじゃないんです。
バレーボールにも、体操にもワールドカップはあります。
野球にだってある。(WBCとはまた別です)

しかし、さすがに誰でも名乗っていいってものではない。
あったら嫌なワールドカップシリーズを考えてみる。

○ゲートボールワールドカップ

競技人口の大半が70歳越えと思われます。
なのでそもそもどこでやるのかが問題だ。
サッカーW杯南アフリカ大会のように、標高1500メートルなんて場所でやったら死者が出かねない。圧倒的に酸素が足りない。

かと言って、日本国内でやろうものならそれはそれで問題だ。
日本代表の移動なんて、はとバスツアーにしか見えない予感。

そもそも、日本代表もこんな感じなのか。

・本山辰夫(73)
主将であり、日本代表の精神的支柱。的確な状況判断はまさに詰将棋のようで、チームを最短距離で勝利へ導く。
プレイスタイルに派手さは無いが、その堅実なプレイが勝負所で光る。
必殺技は「ブーメランスネイク」。相手ボールに回転をかけ、弾き飛ばした上でゲートのの出口側へ置く。これにより相手はゲートを通過できなくなる。


・多田義邦(70)
別名「アウシュヴィッツ義邦」。
寸分の狂いもないビリヤードショットを得意とする。
どのような位置からでも相手ボールを狙うことができ、
コート上の相手ボールを根絶やしにするという「アウシュヴィッツの門番」が必殺技。

・細川成友(66)
次世代のエースとして期待されており、エネルギーに溢れるプレイスタイルで相手を圧倒する。
打球の飛距離は世界一を誇り、どのような位置からでもゲートや相手ボールを狙うことができる。
得意技は「シゲトモホームラン」。相手ボールをスタジアム外まで飛ばすことで、取りに行く相手の体力を奪う。敵に当てれば敵ごと飛んで行く。

・鎌田寅五郎(103)
日本代表の最年長。
その圧倒的な経験に裏打ちされた勝負勘は凄まじく、勝負所での判断力は主将である本山をも凌ぐ。
好々爺然とした風貌とは裏腹に、相手の泣き所を攻めることで本来の力を封じるプレイが得意。
必殺技は「寅五郎ゾーン」。
意図の見えないプレイや口三味線を多用することで、相手の判断力を奪う。最終段階では相手の五感も奪う。

・澤登虎徹(81)
高名な刀鍛冶。公園で犬の散歩をしていたところ、主将の本山にスカウトされる。
物体の構造を一目で読み取るという能力を持ち、物の形を自在に変化させることができる。
例えば、ゲートにボールを当てることで、相手ボールが通過する瞬間にゲートを崩壊させ、通過不能にするなど、得意技は多岐に渡る。
必殺技は「波動球」。自ボールを相手ボールにタッチさせる際、破壊させるスイートスポットに当てることで、分子レベルの破壊を引き起こす。これにより、相手は狙ったショットが打てなくなる。



…なんか途中からおかしくなったけど、
ジャンプマンガでこういうの書けないかな。中高年にも訴求すると思うのだけど。

ちなみに、調べてみると、ゲートボールのワールドカップは実在するようです。
ここに書いてある。

どんな必殺技が見られるのか楽しみですね!
(なんか趣旨が変わってしまった)

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