熊本の地震やら常総市の大洪水やら東日本大震災やら、日本は色々大変です。
のみならずイギリスEU脱退騒動やらパナマ文書問題やらで、世界全体がもうぐちゃぐちゃです。
東日本大震災の時には、ちょっと灯りを明るくしていただけで怒られるという風潮がありました。
いいものを食べると叩かれるとか。
国民全体で喪に服さなければいけなかったんですね。
ちなみに、私の2011年3月12日の昼ご飯は、3000円で買って来たフルーツゼリーでした。
おいしかった。
近所の店にそれ以外の食料が全く無かったのだ。
すごいよ、コンビニにいつまでも置いてあった「せんべいギフトセット」とか「最中詰め合わせ」さえ売り切れていたのだ。
そしてそれは3日間くらい続いた。
近いうちに、南海トラフみたいな巨大地震がやってくると言われています。
その時には再び似たようなことが起こると予想されますよね。
ぜいたくは敵だ。
でも、人には様々な事情がある。どうやって難局を乗り切るのか、考えなくてはいけません。
基本的に、大震災が起きた場合には一汁一菜を基本とした質素な食事にする必要があります。
このルールを破ると、twitterで叩かれてしまいます。
なので、一汁一菜の中で最大限の工夫をする必要があります。
一汁一菜とはこういうものです。
ごはん、みそ汁、香の物、おかず一品。
この構成要素で出来ているものを一汁一菜と呼ぶわけです。
すなわち、おかずが何であるかについては言及されていない。
ここに攻略の鍵があります。
たとえば、こういう一汁一菜もありえるわけだ。
【ごはん、スープ、香の物、とんかつ】
【ごはん、お吸い物、香の物、香の物、香の物、うなぎ】
【ごはん、香の物、ささやかな盛り合わせ】
最後のやつなんて、0汁一菜だ。
質素にも程がある。
しかし。
このようにして努力しているも関わらず、文句ばかりを付けてくる人も世の中には数多い。
wikipediaにはこう書いてある。
「むかしは『おかず無し、』つまりご飯、汁、漬物というのが日常の生活スタイルであった」
これを根拠に一汁0菜を強要してくる勢力もきっと居るに違いない。
そんな人たちにも胸を張ってドヤァと言えるような、そんな質素な食事を行う必要があります。
こんなのはどうでしょうか。
【香りを効かせたごはん、野菜を中心としたスープ】
香の物すら無くなってしまった。なんと質素な食事。
あまりにも質素すぎるので、ご飯に香りを効かせることで食べた感を演出しているんです。
なんと涙ぐましい努力だ。
【やさいスープ、香の物、ごはん、ごはん】
二郎という店で提供されている一汁0菜。
ビタミンたっぷりの健康食です。
やはり一汁0菜は身体に良さそう。これには議論の余地がありませんね。
しかし、そこに目をつけて文句を言ってくる人もいるでしょう。
もっと質素になれと。
少しくらい不健康にならないと地獄に落とすわよ、と。
そこで登場してくる最終概念が0汁0菜です。
もはやごはんと香の物だけしか使えない。
大地震が起きたら、この状況で生き延びないとダメなんです。twitterで叩かれてしまうんです。
どんなメニューが考えられるだろう。
【香の物 on ごはん】
真ん中に乗ってるやつが酸っぱい香の物です。
ごはんも多分少ないです。だって見えてないし。
はだしのゲンでさえ、ごはんで箸が立つ雑炊を食べていたのに。
それ以下か。
【ごはん】
香の物さえ消えました。
栄養は大丈夫なのか。
こんな食事が続いたら栄養が偏ってすぐに死にそうです。
【香の物】
ある種類の漬物をお湯で溶かしたものです。
もはや炭水化物の姿が見えません。
地震は怖いものです。こんな食事しか許されなくなるなんて。
やはり、乗り切ると言っても限度がありますね。
地震は怖いです。
でも、本当に怖いのは人間の心なんですね……
(以下、世にも奇妙な物語のBGM)
今日の曲 - AKB48「風は吹いている」
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