うちの会社は時代に取り残されていることで有名です。

例えば。
うちの部門は今期の予算が未達なんです。緊急対策中なんです。
だから備品のボールペンが無くなっても買ってもらえないんです。
黒ボールペンが無いから赤を使おう。全員のノートが呪いのアイテムみたいになるのでオススメ。
また、暖房も18時になったら切られるんです。誰もが、茨城県は東北地方の一部だということを忘れて日々を過ごしているんです。

そんな緊急対策中でも、お金はあるところにはあるんです。
所長は毎朝タクシー通勤です。途中で事故ったら会社全体が麻痺るからね。仕方ないね。
所長室はいつ行っても暖房が付いています。所長が風邪ひいたら会社全体に感染するからね。仕方ないね。
所長は全ての打ち合わせで寝ています。所長が起きてたら邪魔だからね。仕方ないね。

そんな会社です。
うちの会社に限らず、グループ全体がそうだという説もあります。

しかし。
ついにうちの会社も、時代の潮流を読み、新たな試みを始めることとしたのです。
CSR(Company Social Responsibility = 企業の社会的責任を見据えた活動)だ。
従来のような守りのCSRではなく、攻めのCSRなのだ。

これはすごいことだよ。
うちの会社がCSRだよ。
会社の宴会で3次会まで酒を飲みまくった翌朝、飲酒運転で事故って逃走、20km追跡されて捕まった走り屋がいるうちの会社がだよ。
庶務の人が勤務実績を改竄して給料を横領していたけど、(ゴニョゴニョ)だったからお咎め無しだったうちの会社がだよ。
なんか面白いからってpepperを導入しようとしてるうちの会社がだよ。
ハンバーグの副菜にメンチカツを導入しちゃううちの会社がだよ。

すごいことだよ。

うちの会社に言わせれば、CSRとは、3つの柱で成り立っているのです。
CS(顧客満足)とES(従業員の満足)とWSだ。

最初の二つはGoogle先生が教えてくれました。
まぁよく言われる概念です。うちの社長が思いつくくらいだからね。
でもWSって何だ。

google先生に聞いてみたところ、
WSとは、ヴァイス・シュヴァルツの略らしいです。TCGだ。
TCGってあれでしょ?

やめて!ラーの翼神竜の特殊能力で、ギルフォード・ザ・ライトニングを焼き払われたら、闇のゲームでモンスターと繋がってる城之内の精神まで燃え尽きちゃう!
お願い、死なないで城之内!あんたが今ここで倒れたら、舞さんや遊戯との約束はどうなっちゃうの? ライフはまだ残ってる。ここを耐えれば、マリクに勝てるんだから!
次回「城之内死す」。デュエルスタンバイ!

ってやつ。
確かに、「情報の見える化」という観点においては、CSR的にとても正しい。
死なないで城之内! → 実は死んでましたー!!! 残念!!!
とかなったら、そりゃ城之内ファンも暴動を起こすでしょ。
両成敗が止まらない! → 成敗されたのは片方だけでしたー!
くらいの破壊力だ。

だから、確かにWS(joWnouchi Shisu)が達成されるならば、それはCSRと言えるような気がする。
でもそれは、一致企業の姿勢としてはどうなのだろうか?
私はそんなの許しません。

何故なら、
TCGといえばMagic: The Gatheringこそが至高だからです。
ラーの翼神竜なんて知りません。

やめて!マスティコアの特殊能力で、ルーンの母を焼き払われたら、闇のゲームでリベリオンと繋がってる城之内の精神まで燃え尽きちゃう!

とかだったら賛成できたのですが。
ぜひご検討ください。 >社長


今日の曲 - The Rolling Stones「Satisfaction