日本には、アンポと聞くとテンションが上がってしまう人々が少なからず居るようで、昨日から世間はお祭り騒ぎです。
日本のどこかでは徹夜でお祭りをやっていたり と、お祭りが大好きな江戸っ子の粋を見せてくれています。
しかし、ぶっちゃけ私はあまり気乗りがしないんです。
だって、別にアンポ柿食べたことないし。
そもそもアンポ柿って何だよ。 
 
wikipediaによれば、アンポ柿とは、渋柿を硫黄で燻製したもののようです。
硫黄……つまり、ムトウハップとカビキラーを混ぜて苦しんだ柿の成れの果てということか。
全く食べる気がしないぞ。

どうやらこれは福島県の名産品のようですが、お土産で買ってこられたらちょっと怒ると思います。
日本国憲法第25条で規定された、健康で文化的な生活を送る権利を侵害した！（主に渋柿の）と。

これが集団的自衛権です。

という教科書的な解説は別に良いのですが、
せっかく福島に行ったのであれば、できれば萩の月を買ってきてほしいです。
渋柿の生存権を脅かしてまで作られた恐るべきファシズム的な柿ではなく、日本で最高のお菓子とされる萩の月を。
それが国民の総意なのだ！

我々はナチスの独裁政治を許さない！　アンポ柿を許さない！　打倒アンポ！
アンポは違憲！
萩の月を求める！　だってこんなに美味しそうじゃないか！







あっ……


争いは、このようにして日々萌芽しています。


今日の曲 - The cardigans「Carnival」