突然思い出したように懐かしい話を書きはじめます。もはや記憶も曖昧ですが。
結婚式関連のワードで検索して来る人がぽつぽついるようですので、なんとかこの話を終わらせなければいけません。
これを終えないと中国の話ができない。

二次会。そう二次会だ。これは色々ひどかった。
東京の山手線円内で二次会を考えている人は注意しなければいけません。大変なトラップが各地にばら撒かれています。

我々は当初、丸の内にある「cafe GARB」 というお店で2次会をやろうと考えていました。
1次会の会場であるミクニが四谷だったので、中央線一本で行けて、かつ駅からほとんど歩かない場所。
丸の内仲通りは落ち着いた空間。店の料理はおいしいことを確認済み。
これ以上の場所はありません。
式の半年前に問い合わせたところ、「まずは会場の下見をしないと予約できない」ということだったので2週間後で下見の予約。
 
当日、 東京駅に着いたところで一本の電話。この時点で予約の15分前。
電話の内容はこんな感じ。「~~~~なので、@@@@。ですので、####の予約が入ってしまって、****」 
声が小さすぎて何言ってるんだか謎。ぶっちゃけ今でも謎。向こうも店にいるらしく、周囲の人間の「パンナコッタ!」のコールのほうが耳に残りました。いいなパンナコッタ。
よく分からんけど、店に来いとのことだったので行く。

すると話はこうです。
さっき予約が入っちゃったから、この店は貸せない。代わりに別の店をうちが準備したい。だからよろしく。
いや、さっきも何も、これは午後最初の枠だったんですが。 
そこで初めてその人の素性を知る。店の人ではなく、2次会プロデュース会社の人でした。

この2次会プロデュース会社というのがヤバかった。結婚式関係で出会った人たちは有能な人たちばかりでしたが、ここだけは会社自体がちょっと。
11時の約束で店に行くと、11時20分まで待たされる。
契約したのに契約書の写しをくれない。
2次会の店と日時を誰も知らない。
問い合わせに答えない。
問い合わせメールの返信が2週間後。
当日に機材を忘れる。

プロデュース会社の名前は忘れました。めんどくさいので調べません。
だけど、無理やり頼んでしまった幹事様達には色々と迷惑をかけました。これも全てオーセモーションプロダクツが使えないせいです。オーセモーションプロダクツに代わりまして謝らせていただきます。
繰り返しになりますが、死ぬほど使えなかったプロデュース会社の名前は忘れました。

ちなみにGARBは良い店です。オーセモーションプロダクツさえ絡まなければ。

GARBに行った日に色々動き回り、最終的には「ビストロ ロジェ」という店に決まりました。
経緯は滅茶苦茶でしたが、店自体はとても良かったです。
狭かったので、人同士の距離が近かったのが印象的な店。
披露宴も狭い店でやったので一体感がすごかったのですが、この店はさらに上を行っていました。最初の入場の時点で全員の顔が見えたし。
祝ってもらってると実感できるのは、ベタだけどやっぱり感動します。有難いことです。
 
ここの店でセカンドバイトをしたのですが、ケーキが半端じゃなくおいしかった。ミクニのデザートなんて比較にならない。今までに食べたショートケーキの中で二番目においしかったです。
それを一口しか食べられなかったのが心残り。そして心残りはそれだけ。
幹事様には感謝です。オーセモーションと我々のざっくりとしたイメージを形にしてくれました。
やはり、二次会の成否は幹事の手腕にかかっていると私は思います。まさか、1分刻みのタイムスケジュールを作ってくるとは思わなかった。すごいな。オーセモーションとかマジ空気。

参考までに、二次会で行った余興関係は次の通りです。
・待ち時間はプロフィールビデオ
・セカンドバイト
・参加者の一人がパラパラ(懐かしい)
・クイズ(予め100個の質問に新郎新婦が答えて、それに関するクイズ)
・幹事が作ってくれたメッセージビデオ
これくらい。これで時間いっぱいいっぱいになるくらい。披露宴にも言えることですが、余興は少なすぎるくらいでちょうど良いです。多すぎると何をやってるのかわからなくなる。

 
この二次会で印象に残ったことがもう一つ。
店の外で待機しているとき、我々はタキシードとウェディングドレスでした。着替える場所がないから。
このときに色々な人が声をかけてくれました。
ウェーイな感じの大学生たちが「おめでとうございまーす!」とウェーイしてくれたり、
タイ人とかミャンマー人とかあの辺の旅行者たちがノリノリで声をかけてくれて、写真を一緒に撮ったり。
これも一体感。東京という町のかけがえない部分です。
披露宴も良かったけれど、二次会は外の世界とのつながりを感じることのできる、開かれた感動がありました。



というところで終われたらよいけれど。
まだトラップの話をちゃんとしてなかった。

東京の各地に、二次会に使える店はたくさんあります。
しかし、実際に電話をしてみると、良い感じの店にはだいたいオーセモーションの息がかかっています。
バグースよ、お前もか……! とかなります。四面楚歌です。
※バグースとは、ダーツ・ビリヤードなどを擁する総合パーティー会場。東京周辺に多く存在。
そして、オーセモーションを通すと極めて面倒です。まともに話が進みません。
それを承知で特攻するのか、他の店を力づくで探し出すのか。二次会は、意外に場所探しが大変なのです。

※度々ですが、私はプロディース会社の名前を忘れました。 
 なお、全て個人の感想です。(こう書いておかないと業務妨害になると聞いて)