昨日の記事を受けて。

 じゃあ、そもそもどの世代までがゆとりなのか。
5月17日の「行列のできる法律相談所」では、吉川美代子さんが こう言っていました。
ゆとりは漢字に振り仮名をふる。これはみっともないからやめろ。
まさにその通り。私は吉川さんに断固賛成します。

最近の新聞は、「ら致」「覚せい剤」「あっ旋」などといった表記が目立ちます。平仮名ばっかり。
このゆとり仕様は1981年に常用漢字が制定されてから始まったようですので、
それ以降のみっともない表記を続ける新聞は、少なくとも全てゆとりになりますね。
あんなの読み辛くて仕方ありません。

読み辛いといえば、これもゆとりの代表格です。
tosanikki
 
漢字難しい! 書けない! ⇒全部平仮名にすればいいんだ!
ゆとりの考えることは信じがたいですね。
読み辛くて仕方ありません。文学作品を標榜するならば、まずは漢字を勉強してからにしましょう。 


吉川美和子さんは、こんなことも言っていました。
もっと長文を読みなさい、短い文章しか読まないから文章力が育たないんだ。
なるほど確かに!
次のような短文を書いたくらいでドヤ顔してるからゆとりなんです。

mannyou

あまりにもゆとり過ぎて、字が汚いので解説します。

天雲をほろに踏みあだし鳴る神も 今日にまさりて恐けめやも

と書いているようです。たった17文字しか書いていないのに息切れとは。ゆとりは体力が無さすぎますね。 

 
じゃあむしろ、ゆとりじゃないのはどういう文章なんだ。
漢字が必要なら、これはどうだ。


C0035360

いやダメだ。
吉川さんに見せたら短すぎるって怒られてしまう。

じゃあこれは。
kanshi_B09_1
いや、まだ足りない。
そうか! わかったぞ、こういうことだな!

kakyo

 三日三晩、一睡も取らずにひたすら書きまくる科挙
彼らのみが非ゆとりの称号を手に入れることができました。
比べれば分かりますね。
杜甫も白居易も短文しか書けないゆとりだ。

科挙が始まったのが西暦600年なので、それ以降に生まれた人たちは全てゆとりだ。

こうして、一つの謎が解けました。
ゆとりとは……
現在1415歳以下の人たちのことを言います。

それ以降の人たちは、頑張って漢字を書きまくりましょう。
もしかすると、間違ってゆとりを脱することができるかもしれません。

現代で非ゆとりって誰かいるのかな。
さすがにハードルが高すぎるのではないだろうか。

と思っていると、こんなニュースを発見しました。
小学生、夏休みに漢字の書き取り一時間

現代で非ゆとりなのは小学生だけなのかもしれません。


今日の曲 - KANA-BOON「シルエット