「VIPでテキストサイト」にて、お題バトンをもらいました。
テーマは「冬の歌」です。
冬の歌といえば、なんかリア充ソングが多いな。

 冬が寒くって本当に良かった
 君の冷えた左手を 僕の右ポケットにお招きするための、この上ない程の理由になるから


とか。
リア充爆発しろとは言わない。
でも悪いなのび太、そのコートは中国製なんだ。

explosion


そんなリア充たちが跳梁跋扈する冬の歌ですが、その登場人物はだいたい一緒です。

恋人がサンタクロース 背の高いサンタクロース プレゼントを抱えて
という怪しいおっさんの目撃情報。

思い切り手を伸ばし頬寄せてシャッター切った 一枚のはみ出した笑顔覚えてる?
という心霊写真情報。写りこんじゃったんだな。

果てしないあの雲の彼方へ 私を連れて行って
と言われる飛行能力。

なんだよどれもオカルトじゃないか。そんな人間が現実にいるわけないだろ。
どうやらリア充だと思っていたのは錯覚で、ただ集団催眠の被害者だっただけのようです。
良かったリア充なんて最初からいなかったんだ。
みんな同じ夢を見ているオカルター。

こうなると、気になるのはいったい誰を恋人だと錯覚しているのか。というところです。
早く夢から覚ましてやらないと現実に戻って来られなくなるから。
まず、彼らの見ている夢の中身を解明しよう。

きっと、その鍵は、彼らの遺した言葉の中に隠れているはず。
早く探さないと手遅れになるぞ。


# スノーマジックファンタジー
SEKAI NO OWARIは次のようなヒントを遺しています。

 僕は星の降る雪山で、
 君を見るまではオカルトの類はまったく信じていなかったのだけれども


そう。オカルトを全く信じていない奴でさえ集団催眠にかかってしまうのです。

 「君は妖精だから、やっぱり年齢は200歳とかなのかい?」と聞いたら、
 それはなんか無視された


何故200歳で無視されるのか。
それは多分、10万歳とか、それくらいだからなのでしょう。
私をナメないでいただきたいと。

10万歳……? うぅ頭が。

demon01


 ねぇ、命はいずれ終わるものよ
 貴方と私は終わりがくるの

 やがて、僕は眠くなってきた
 君と一緒にいるという事は、やはりこういう事だったんだろう

!? そうか!分かったぞ。こういうことか!

demon02
お前も蝋人形にしてやろうかー!!

 もしかして君は雪の精?



# Burnin' X'mas
 キャンドルも 十字架も 愛に力を与えてよ
 聖なる堕天使は 恋に遊ぶ


demon06
悪魔とは、天使がダークサイドに落ちた形態のことです。

 夜更けに僕んち上がり カレがひどいと愚痴ってる


そりゃあなた、キャンドルとか十字架とか飾っちゃうからだろ。
言うなれば競合他社みたいなものじゃないか。そんなの飾るなんて、人の気持ちが分かってないよ。
でも悪魔を敵にまわしちゃダメだ。危険すぎる。

 強い視線 ぶつかった 何かが終わって弾ける

そして蝋人形がまた一人。


# 冬が始まるよ
槙原敬之が歌っている「君」は、大抵男だという話ですね。
男対男。それが何故なのかは分かりませんが。

 髪をほどいてみたり 突然泣き出したり


demon03
ついに君も引退か。

デーモン閣下が相撲ファンであることは周知の事実ですね。

 両手で少し余るくらいしかないけど
 大事そうに胸に抱えている旅行雑誌と 君の笑顔が素敵ならそれでいいよ


demon04


 去年のクリスマスにはケーキを売ってたけど
 今年の僕には コワイモノは何もない!


demon05
いったいどれほどのケーキを送れば腹は満たされるのか。

まさかのデーモン目線の曲。

どうやら、リア充の方々が見ていたのは、集団催眠ではなく、現実に居る悪魔のようです。
良かった騙された奴なんて最初からいなかったんだ。
いいなリア充になりたいな。
I need to be with you tonight, to hold your arms around me!

(一緒に居たい、そしてきつく抱きしめてほしい!)

そして蝋人形がまた一人。

今日の曲 - Dreams come true「Winter song


せっかく冬について書いたので、
次は春のショットガンさんにお題「春」で書いてほしいところです。
忙しそうだし、無理っぽければ他の方をあたってみます。