オテル・ドゥ・ミクニは1階部分がレストラン、2階部分が控室という構造になっています。
ですので、待機時間や中座の時間には2階の窓から会場内の様子を見られます。これがとても良いです。
参加者が楽しんでいるのが伝わってくるので、とても嬉しかった。
中座時間には、この上なくベタな演出であるプロフィールムービーを流したのですが、それに対する反応も見れたりと、他の会場にはない楽しみ方もできます。

でもやはり、上で見るのと実際に入って見るのとでは全然違います。
オテル・ドゥ・ミクニは狭いので、入場はテーブルとテーブルの間へ分け入っていくイメージ。海を手で掬うより飛び込むようで、自分たちも含めて会場が一つになっていく感じです。ある意味、入場もひとつの演出だな。

その演出関係ですが、我々がやった演出はほとんどありません。そもそも余興なんて無いし、
・再入場の際のフラワーサービス
・ラッキープレート
・両親への花束・記念品贈呈
これだけです。

再入場の際にはキャンドルサービスが一般的ですが、小さい子供がいると火は危ないので、
各テーブルの中央に水の入ったグラスを浮かべておき、再入場時に花びらを浮かべて周るというものです。
意外に綺麗だし、テーブルの印象が変わる。

ラッキープレートは、デザートの皿にシールを貼っておき、当たった人にミクニの食事券をプレゼント。
だから一言ください! という無茶振りでしたが、すごく有り難いコメントが色々もらえたので、お手軽な割になんかすごく盛り上がりました。やって良かったです。

結局、レストランなので、いちばんの演出は料理なんです。
ミクニの料理は見た目にもきれいだし、何よりもおいしい。
あとはケーキ。フレーズ・ドゥ・ブッシュという、いちごを高く積み上げたケーキにしたのですが、見た目は勿論のこと、いちごの香りが会場を包み込むという副次的な効果もあります。この香りのインパクトはすごいです。
ファーストバイトはいちごを手づかみですけれど。野生的。

後はひたすら参加者と話していたら、2時間30分なんて一瞬で過ぎ去ります。半分くらいしかなかったイメージ。
なんだか流されるままに進んでしまった披露宴ですが、とても楽しいものでした。

最後に。
使用した曲はこんな感じでした。

入場前の待機時間: クレモンティーヌ「アニメンティーヌ」

入場: 松任谷由美「やさしさに包まれたなら」

乾杯: つじあやの「風になる」

ケーキ入刀: Perfume「チョコレイト・ディスコ」

中座: Sekai no owari「RPG」

再入場: レキシ「きらきら武士」

テーブルラウンド: Unison Square Garden「オリオンをなぞる」 あと3曲は忘れました。

記念品贈呈: レキシ「年貢 for you」

退場: L'arc~en~ciel「あなた」

送賓: Enya「Book of days」

最後の2曲は、ラルクファンにはたまらない選曲です。
まぁ確かに、もはやこれ以外は考えられなかった。
私は、ラルクのライブは「虹」で終わるパターンがいちばん好きなのですが、
虹のイントロはあまりにも結婚式向きでは無さすぎます。

ところどころ謎の選曲が入ってますが、レキシ良いよ。年貢for youはまさにそのままだし、
きらきら武士なんてゼクシィで薦められているほどです。

絶対に感動系の式にはしたくない! という共通認識があったので、さらっとした曲を選びました。
「やさしさに包まれたなら」での入場は、まさに始まりという感じで一番良かった。ここは確実に勧められます。
二次会も含めて思ったのは、やはり、式の雰囲気は選曲に大きく左右されるということ。
時間をかけて選べば、それだけ良いものになると思います。思い入れなんて無い曲でも、披露宴が終わる頃には思い出の曲になってるはず。


披露宴自体の感想は、
・料理がおいしかった。
そこに尽きます。全部食べれたし。
流されてるうちに終わってしまった感のある披露宴でしたが、それでも成功したと言えるのは、周りの人の力添えがあったからだと思います。
スタッフさんだったり、参加してくれた人だったり。とても感謝です。