今日は各地で雪が降ったようです。
南東北の一角を担うここ茨城県では、雪が降らないまでも強烈な寒さに襲われています。

今日、会社に行くとき、車に乗ろうとしたところ、窓が凍結していてびびりました。
この時期の茨城県はこういうことがあるから危険です。
窓の凍結もそうですが、茨城県における通勤にはさまざまな障害が立ちはだかるのです。
今日はそれについて少し書きましょう。
通勤時、目の前にあると絶望するものトップ5。


・第5位: 窓の凍結
そりゃもう、関東でも首都圏でもない東北の一県ですから、窓くらい凍ります。
対処方法として最も基本的なものは、「お湯を窓にかける」こと。
ただ残念なことに、うちの寮では赤い蛇口を捻ってからお湯が出てくるまでに3分くらいかかります。これでカップ麺を作ろうとしたら倍の時間がかかります。だってそりゃもう、東北ですから水だって冷たいに決まってます。
お湯が出てくるだけでもありがたいと思わないと。
ガスなどという文明の利器がついに茨城県にも! ありがてえ! 庄屋様に報告だ!とか。
これでついに、毎朝の火起こしから解放される!とか。

それでも朝の3分は致命的な結果を生みかねません。
だから時間の節約のため、窓ガラスが凍ったまま走りはじめる剛の者もいますが、
駐車場から出た瞬間に気持ちいい朝の光が直射してきて何かとっても気持ちいいことになったりします。


・第4位: 路面の凍結
窓が凍るくらいだから地面も凍ります。
ブレーキが利かなくなりますが、茨城県民はこの現象をマリオカートの
>> (←こういうやつ)
くらいにしか思ってません。クッパ城とかによくあるあれですね。
踏むと加速できる! うめえ! キノコなんて最初からいらんかったんや! となります。
私は風ー!! とばかりに加速するけれども、自動で加速するからきっと燃料費は安く済みます。

ですので、この時期は通勤路がルール無用の走り屋パラダイスと化すのです。
ゴギャギャギャって何だよ。通勤しながら出す音じゃないよ。


・第3位: 軽トラ
50km/h制限の道を見たら、茨城県民はこう理解します。
60km/h→ 最低速度。
70km/h→ これくらいがちょうどいい。
80km/h→ あの車頑張ってるねぇ。
だから60km/h以下で走ってると煽られるのですが、唯一の例外があります。
それが軽トラです。

軽トラは50km制限でも20km制限でも、常に謎の一定速度「40km/h」で走りはじめます。
その後ろに着いた車は、
煽リモセズ 抜カシモセズ タダシヅカニワラツテヰル

基本的に片側1車線なので、
気付くと軽トラの後ろは大名行列みたいになってます。
それはさながら、凱旋する英雄を讃えるパレードのようであった。

でも遅刻は覚悟します。


・第2位: 新高齢者マーク
高齢者マークには新旧の2種類が存在します
旧マークは紅葉した葉っぱでしたが、枯葉のイメージに批判が殺到したことから、
四つ葉のクローバーをイメージした新マークに変更になりました。

四つ葉のクローバーは願いを叶えてくれる。
じっちゃんよ、さあ願いを言え。
不老不死か。(そこから不老でも……)
死者を蘇らせるか。(じっちゃんの知り合いを生き返らせても、自然の摂理ですぐに消滅しそう)
どんな願いでもひとつだけ叶えてやろう。
ギャルのパンティおくれー!!!

※それは四つ葉のクローバーの力を超えています。

四つ葉マークを付けている人は、基本的に夢見がちです。
一度とは言わず、二度三度と願いが叶うと信じています。
今回も神風が吹くから勝つる! とばかりに昭和ひとケタ生まれ名物の特攻を仕掛けてくるので、怖くて近づけません。現代の日本にも神風は息づいているのです。


・第1位: 事故
特攻野郎と走り屋ジョニーの戦いが熾烈を極める茨城県では、事故なんて毎日のように見ます。
「やぁ今日もやってるねぇ」ってな具合です。
ただし、車同士がバトルし事故ると、その次には車の所有者本体同士がバトルする第2ラウンドに突入してしまうので、片側一車線の道路は確実に潰されます。
本来であれば身動きが取れないのですが、何故か事故現場では「譲り合い」という精神コマンドが発動します。
両側合わせて一車線しか無い道路で、自動的に交互通行が出来上がります。
血で血を洗う茨城県の道路では考えられない出来事ですが、
ゴキブリが死の瞬間に覚醒し飛行能力を手に入れるのと似たようなものなのかな、と思います。

ただし遅刻は免れません。

いいからその精神コマンドを最初から発動させてくれよ。
と思いますが、一瞬の触れあいに馴れ合うようなチャチな奴らではありません。

一瞬のハイタッチの後、彼らは自分たちの戦場へと戻っていくのです。



今日の曲 - 相川七瀬「トラブルメイカー