(1)
11月26日はペンの日でした。
もちろん、いい風呂の日でもあります。
風呂で使えるペンとか欲しいね。リラックスしているときほどよい文章が浮かぶものだから。
インクのように滲まず、フリクションのように高温で消えず、そして書き味の良いペン。魔法のペンだな。
どんな状況下でも書ける、まさに夢のようなペン。

一方ロシアは鉛筆を使った。

でも紙が溶けてしまうので、
どっちにしろ上手く書けませんでした。

だったら手書きになんてこだわらないで、スマートフォンを使えばいいじゃないか。
いい防水のがあるから。



(2)
まとまった文章を、手書きで書いた最後はいつだったか。
多分、大学のサークルのときだな。
手書きで詩を書いたり、即興の小説を書いたり。

今はほぼ全てをPCのキーボードで打っています。
キーボードの長所は、文字を書くスピードが早いこと。入力が思考に遅れないから、ハード的なストレスから解放されます。
手書きの長所は、入力スピードが極端に遅いこと。思考が飛ばずに留まるから、地に足が着いた文章が書けます。

「日本の足で大地を踏みしめ、しっかりと」。アクエリオンで、不動指令はそう言いました。

どちらを選択するべきかは表現する対象による。のだと思います。
小説とアニメと映画と絵画と彫刻と音楽とその他諸々、
それぞれのメディアムに、得意とする対象があるように。


(3)
「ペンは剣よりも強し」という言葉があります。
ジャーナリストを標榜する人たちが好む言葉ですよね。
朝日新聞がよく使ってる。

剣よりも強いペンは、どの程度の強さを誇るのでしょうか。
三八式歩兵銃より強いのか。
大日本帝國民の竹槍攻撃より強いのか。
マシンガンより強いのか。
レールガンより強いのか。
ICBMより強いのか。

よく分からんけど、お前らペンなんて使ってないだろ。本当に強いのか。
タブレットは何より強いのか。
スマートフォンは何より強いのか。
あんなの盾くらいにしか使えないと思うけれど。

それはそうと、
竹槍でさえ強かった大日本帝國民がペンを持ったらどれだけ強いのでしょうね。



(4)
そもそも、「ペンは剣よりも強し」は、リシュリュー提督という権力側の言葉です。
お前らがどれだけ剣で突っ込んできても、一枚の逮捕状、一枚の死刑執行命令を書き出すペンに勝てるのかと。

そう。ペンを持つ人は強い。
弱い人はそもそもペンを持たないから。

それ以上でもそれ以下でもない。



今日の曲 - T.M.Revolution「Heart of sword~夜明け前~