前回は、野球の優勝セールの話をしました。
しかし、優勝セールだと分かりづらいので、もう少し話を分かりやすくしましょう。

世の中には、「給料の現物支給」というものがあります。
本来、労働基準法で厳密に禁止されているのですが、野球界では稀にあります。例えばヤクルトのつば九郎。彼の年俸は、「1万円+ヤクルト400・タフマン飲み放題」といったものです。
まぁヤクルト飲めるならしょうがないな。しかもタフマンまでついてる。これなら納得の契約更改でしょう。

もし、給料を現物支給されるなら、いったいどこの球団がいちばん良いのか。
それを考えてみることにしましょう。

まずは前述のヤクルト。確かにヤクルト400もタフマンも良いのですが、私はミルミルのほうが好きです。
もし仮に、ヤクルトのおばさんがよく売っているような、
ヤクルト80+ソフール+ミルミル+ソフール+ジョア
このセットが支給されるのであれば、誰もが納得するに違いありません。
あまり高額ではないし派手さには欠けますが、選手の身体のことまで気づかった、実によい支給品です。


あとは横浜。
当然ちくわは入って来ます。何故ちくわか。知らん。
ただ、公式が「横浜名物」と謳っているのだから確かに横浜名物なのでしょう。
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昔、横浜の親会社がマルハだったことから、
未だに付き合いで仕方なく売っているのかと思いきや、そうではありません。
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ニッスイ製です。
よく分かりませんが、ちくわと横浜は切っても切れない関係のようです。

とりあえず、年俸にはちくわ一年分とか渡しておきましょう。
だんだんちくわがゲシュタルト崩壊してバットに見え始めたりするかもしれないから。

あとは、横浜名物といえばシウマイです。
余談ですが、崎陽軒のシウマイをもらって、あまりのまずさに愕然とした記憶がある方もいると思います。
そうです。製品によっては極めてまずい。具体的にはこれ。真空パックのやつです。どうやら、シウマイのおいしさは真空にすべて吸収されてしまうようで、私も高校生の頃まではシウマイが嫌いでした。しかし、ある時、真空パックになっていない普通のやつを食べたところ、じつにおいしかった。
言うなれば、マックとクアアイナの違いみたいなものです。マックだけでハンバーガーを語ること無かれ、真空パックだけで崎陽軒を語ることなかれ。
ということで、一度、真空パックじゃないシウマイを食べてみてください。横浜を見直すかもしれないから。

以上から、選手への現物支給は、
・ちくわ一年分
・シウマイ一年分
ということで決まりました。
シウマイもゲシュタルト崩壊して、だんだんボールに見え始めるかもしれない。そのうち、ちくわとシウマイだけで野球ができるようになるのだ。高額な用具を買わなくても、誰でも野球ができる。それが、野球の裾野を広げるために必要なことなのではないでしょうか。それが野球の未来を創るのです。

しかし、両方とも保存料不使用なので、日持ちだけはしません。残念。
だから早く食べるしかないね。江戸っ子は宵越しの金を持たねぇ。
そしてその結果、一年後に通知が来る所得税が払えなくなるのです。もう残ってないし。
これが、野球選手によくある所得税破産です。
身の丈に合った生活が大事ってことですね!!!



今日の曲 - One Direction「One Thing」