どうでも良い話題を蒸し返すのも、現実社会ではよくあることです。

昨日の記事では、月見団子タワーを大きくしたいという話をしました。
クフ王のピラミッドくらい積めば、きっと一生月見団子には困らないことでしょう。
しかし、世の中にはもっと大きな建築物もあります。
せっかくなので積めるだけ積みたいですよね。そんな話。

ピラミッドはもちろん大きいですが、現代社会にはもっと大きな建物なんていっぱいあります。
例えば東京スカイツリー。
高さ634mです。これだけ積むことが出来れば夢も広がるのですが、ちょっと形状のバランスが悪すぎます。
鶴用のスープ皿かな?
何にしても、食べる際にジェンガみたいに取られたら大事故になりかねないので、採用したい積み方ではありません。

例えば万里の長城。長さ2800kmなのでスカイツリーなんて言ってる場合じゃないです。
でもちょっと形が美しくありません。
結局見た目は串団子になってしまうので、夢も何もありません。
しかも中国産米が原料です。
そうか! だから今でもほぼそのまま残ってるんですね。

大きくなくてはダメ。
形状が大事。
出来れば国産米が原料のほうが良い。
それを全て満たす建物なんて、東京バベルタワーくらいしかありませんよね。

babel

形も、どことなくそれっぽい。
山手線の内側全てを使用したこの建物は、一辺が10.5kmの正方形の上に立っています。
山手線を三宝にするなんてとても偉い月見団子ですが、
このような積み方をすれば、(前回の記事の式(☆)に一辺の団子の個数2,333,333を代入し)

25,407,412,851,851,074,074個の月見団子を食べることが出来ます。
2,540京個です。

バイバインかな?
ここまで来るとさすがに一人では食べきれない量になります。
ですので、全人類に等分しましょうか。60億人で分けます。
すると、随分一人あたりの取り分は減ってしまって、
4,166,666,666個になります。41億個か。


これくらいあれば、もしかすると地球の食糧問題は解決できるかもしれない。
しかし、実はこれには罠があるのです。

バベルタワーなんて、もちろん空想の産物です。実際の建物ではありません。
ただ、お偉いさんが「出来るんじゃね?」と言っただけのことです。
彼らはいつだってリソースのことを考えないカミカゼボーイ。
しかし、今回重要なのはそこではありません。
これを提唱したお偉いさんが早稲田大学理工学部 建築学科の人だということです。

早稲田の建築学科に設計を頼むと、どんなビルでもピサの斜塔みたいになります。
詳しくは、例えばこのブログに書いていますが、
彼らが技術の粋を尽くして建築した自らの根城は、計算間違いにより傾きました。
その責任を取らされる形で建築学科は傾きが最も大きい最上階に幽閉されたのです。
なお、土木工学科も巻き添えをくらい、2番目に高い階へ追いやられました。

そんな早稲田の建築学科です。
ほら、先ほどのバベルタワーの完成図も、心なしか傾いて見え始めた。
これがコンクリートでできた建物ならばまだ良いけれど、
これは月見団子なんです。

一旦バランスを崩したら終わりです。
団子のTSUNAMIです。
――dango no tsunamiです。
何故言い直した。



思い出はいつの日も雨とは、このことを示していたんですね。ようやく詞の真実に気付きました。
そう。tsukimi no tsunamiのことです。
(一旦引っ張られるとなかなか離れられません)