VIPでテキストサイトの共通テーマ「ED」についての記事

1週間くらい、ネタ以外の文章を書いてみます。
あんまり想像力を飛躍させたことばかり書いていると、まともな世界に戻って来れなくなりそうだから。
もうすぐ、ひとつの節目になりそうな50回だし。

さて、ED。エンディングです。
最も有名なエンディングは、おそらくジャッキーチェンの映画でしょう。
NGシーン。
あれは、「こういうことやると危ないからみんなやるなよ!」という高尚な警告なのですが、
なんか最後には和やかに終わるので、むしろやりたくなるかもしれない。

いや、しかし、路上にリンゴ売りがいない現代日本では、ちょっとできないと思う。


という書き出しで始めてみましたが、
やっぱり、エンディングというと、どうしてもED曲を連想します。しかもアニメのエンディング。

ヲタになるには知識が浅すぎるので、あんまりアニソンについては語れないのですが、
アニメのエンディングには地味な良曲が揃っています。
有名無名問わずにね。

自分の中には好きなアニソン5曲があって、そのうちの3曲はED曲なんですよね。
ED曲が良いアニメは心に残ります。
終わり良ければ全て良し。
とは言っても、それまで積み上げてきたものがあるからこそ終わりが輝くのですけれど。

ということで、好きなED曲について書いてみます。


・橋本潮「ロマンティックあげるよ」ドラゴンボール 1st ED
ドラゴンボール歌おうぜwwwとなったとき、この曲を歌うことはほぼないと思います。
ドラゴンボールの中ではかなり異質ですが、
これを子供の頃に聞いたワクワク感は凄かったんです。
ドラゴンボールっていう平面な漫画があって、そこに突然奥行きが付加されるような世界観。

なんでだろう。多分ドラゴンボール探しがとても楽しそうだからだろうな。
世界って広いんだよね。子供はいつもその向こう側を見たがってる。
やっぱりブルマっていうお姉さんは憧れで、そのお姉さんの見る世界が見たくてたまらないのだ。

アニメに寄り添うだけじゃなくて、そこに世界を付加する。
理想的なアニソンだと思います。

なお、音楽的にはシンプルキュートなガールポップのメロディラインを、
隠れて何か持っていそうなボーカルが歌い、
しかもリズムは捻くれた裏拍を効かせるという非常にアンバランスな構成なんです。

これは他の人が歌ってもここまでの曲にならない。
例えば中川翔子のカバー
中川翔子は基本的に何を歌ってもクオリティの高いカバーにしてくれるのですが、
この曲だけは本家に遠く及んでいません。
多分、中川翔子が素直すぎるからなのだろうな、と思います。



・lil'b「オレンジ」:bleach 15th ED
これはストレートなガールズポップです。なんかキラキラしてて光量が高い曲だよね。
音楽的にはスカ
有名どころでは東京スカパラダイスオーケストラがやってるジャンルで、特徴はブラス+裏拍。
どうも私は裏拍が好きみたいです。

というか、曲名から何からスカパラダイスオーケストラの「めくれたオレンジ」そのままじゃね? とか言ってはいけません。
それも好きだけどさ。
フルで聞くと分かりますが、ラップが実に良い味を出しています。
マークパンサーに聞かせてあげたい。
あと、歌詞も良いです。



・武田鉄矢「少年期」:映画ドラえもん「のび太の小宇宙戦争」ED
武田鉄矢というとイメージは完全に金八先生なんですよね。
贈る言葉とかスタートラインとか、そういう定番曲はベタ過ぎて全く好きになれないけれど、
同じくベタベタなこの曲はとても好きです。

音楽的には何も特筆すべきところの無い歌謡曲ですが、
これは歌詞が全てですよね。

何よりもその目線。
1番の歌詞で、「こんなことあったよなぁ」という子供の目線に立たせておいて、
2番ではそこから強引に重ねるように大人の世界に持って行かれる。
この力強さが恐ろしい。

2番の歌詞にはいろんな意見があると思いますが、
この目線は完全に大人のものです。
それが何歳であろうと、
大人になるということは何かを無くすということ。
自分にできないことが分かってしまう、それはひとつの少年性の終わりなんです。

誰しもが感じたこの感覚を鮮やかに描いたこの曲を、
ドラえもんのエンディング曲に持ってくるということ。
それはひとつの理想世界の終わり。
エヴァの監督がうだうだ言うずっと前にそういうことをやっていたんですよね。
こういうひねくれ方が武田鉄矢の魅力だと思うのですが、実際にはどうなのでしょうか。

今のところ、私の中でのNo.1アニソンはこの「少年期」なのです。



他にも、「夢を信じて」とか「灰色の水曜日」とか、好きなアニメED曲はいっぱいあるのですが、
予想外に時間がかかってしまったので今回はこの辺で終わります。
また別の機会に。