前回(No.044)書いたように、私にとっての夏休みの宿題四天王といえば、
○読書感想文
○植物または動物の飼育
○日記
○ごはん・お米とわたし
これらは子供たちに、社会の厳しさを教えるためのものなのです。
日記については言わずもがな、
およそすべての日本人は、夏休みの最終日に40日分の日記を一気に書いた経験があるでしょう。
私はありません。
むしろ私は、夏休みが始まって最初の三日間で全て書き終わりました。
良いのかそれで。
もちろん良いのです。現実のほうを日記に合わせれば良いのだ。
まぁ合いませんけどね。でももちろん捏造じゃないですよ。
書いた瞬間には正しい未来だったのですが、
それを観測し、日記に書いてしまったことで世界線が別の未来へ移ってしまったのです。
ハイゼンベルクの不確定性原理です。だから仕方ないんです。
そんな言い訳が通じるかというと、もちろん通じません。
日記は厳しいね。
それよりも何よりも。
「ごはん・お米とわたし」です。
私は、誰もがこれを夏休みの宿題で書いたことがあると信じて疑わないのですが、
もし知らない人がいたらまずいので、一応説明しておきます。
早い話が、JAによる、米のステマです。優秀賞品はもちろんお米券です。実に夏らしい景品ですね。
米にまつわるエピソードを作文にして書くのですが、
きっとこれもご多分に漏れず、感動エピソードを書かないと優秀賞には選ばれないんです。
感動エピソードなんて絶対書かんと心に決めていた小学生当時の私は、
もちろん、お米券を一枚ももらえませんでした。
対価が欲しいのであれば、世間の求めるものを差し出さなくてはならない。
自分のやりたいことだけをやって対価を得ようなんて考えは甘い。
そのような社会の厳しさを教える、とても恐ろしい夏休みの宿題なのです。
きっと今ならできると思うんです、
世間が求める「ごはん・お米とわたし」の作文が。
遅ればせながら書いてみましょう。あの頃の自分より、少しでも前に進んだと証明するために。
重要なのは、
・感動エピソード
・世界に目を向ける、グローバルな視点
・権力に従順な姿勢
・絶対に夢をかなえるという姿勢
これです。これさえあれば、お米券がもらえるはずなのです。
それでは書きます。
「お米が食べられる幸せ」
僕は夏休みのある日、フジテレビを見ていました。
KARAがとてもカッコ良かったのを覚えています。東方神起も好きです。
最近だと、boyfriendがとても好きです。彼らが日本でもっと売れれば良いのにと思います。
そんな韓流スターがいっぱい見られる一流テレビ局のフジテレビで、こんなことを言っていました。
「世界には、その日の食事さえ満足に取れない人がたくさんいる」。
そして、北朝鮮の様子が映し出されました。
目を疑うような惨状です。
どうして、世界一豊かで幸福な国である韓国と同じ民族の人たちが、こんなに苦しまなければならないのでしょうか。
日本は、集団的自衛権なんてバカなことを言ってないで、
兄である漢民族をすぐにでも助けなければいけないのです。
北朝鮮だけではありません。
他にも、お米が食べられない人はたくさんいます。
その中でも一番かわいそうなのはこの人です。

テリーマン。
彼は、あまりにもお米が食べたくて、額に「米」と書いてしまうほどです。
七夕、短冊に願い事を書くのと同じです。
しかし、彼はあまりにもお金が無さ過ぎて、お米を買うことが出来ません。

よく、マックの65円バーガーを食べている姿が目撃されています。
こういう安くてカロリーの高い物でお腹を膨らませているのです。
この「額に食べたいものを書く」という行為で、何人ものヒーローが夢をかなえてきました。
最も顕著なのはキン肉マンでしょう。
彼は貧乏時代、どうしても肉が食べたくて、願掛けをしました。
するとどうでしょう。
必殺技は完成するわ、それで戦闘力はうなぎ登りするわ、
最終的にキン肉星の王子だということが判明するわ、
いいことづくめです。
そして、好物の牛丼を毎日食べられるようになりました。
また、こういう人もいます。

彼はラーメンが食べたくて、「中」という文字を入れました。
しかも、髭や髪もラーメンを模したものにするという気合の入れようです。
その努力が実り、
彼は今ではラーメンの化身、「拉麺男」と呼ばれるまでに上り詰めたのです。
彼らのように努力を続ければ、きっと目標は叶います。
だから僕は頑張るテリーマンを応援します。
そして、その姿に僕もまた励まされるのです。
テリーマンが辛い時は僕もまた辛く、
テリーマンが笑う時は僕もまた笑顔になれるのです。
僕もヒーローになるために頑張ります。
僕とテリーマン、どっちが先にヒーローになれるか競走だ!
僕もお米をいっぱい食べて強くなれるように、額に「米」と書きます。
そうすれば、きっと努力は実ってくれると信じています。
信じればきっと、お米券は手に入るのです。
○読書感想文
○植物または動物の飼育
○日記
○ごはん・お米とわたし
これらは子供たちに、社会の厳しさを教えるためのものなのです。
日記については言わずもがな、
およそすべての日本人は、夏休みの最終日に40日分の日記を一気に書いた経験があるでしょう。
私はありません。
むしろ私は、夏休みが始まって最初の三日間で全て書き終わりました。
良いのかそれで。
もちろん良いのです。現実のほうを日記に合わせれば良いのだ。
まぁ合いませんけどね。でももちろん捏造じゃないですよ。
書いた瞬間には正しい未来だったのですが、
それを観測し、日記に書いてしまったことで世界線が別の未来へ移ってしまったのです。
ハイゼンベルクの不確定性原理です。だから仕方ないんです。
そんな言い訳が通じるかというと、もちろん通じません。
日記は厳しいね。
それよりも何よりも。
「ごはん・お米とわたし」です。
私は、誰もがこれを夏休みの宿題で書いたことがあると信じて疑わないのですが、
もし知らない人がいたらまずいので、一応説明しておきます。
早い話が、JAによる、米のステマです。優秀賞品はもちろんお米券です。実に夏らしい景品ですね。
米にまつわるエピソードを作文にして書くのですが、
きっとこれもご多分に漏れず、感動エピソードを書かないと優秀賞には選ばれないんです。
感動エピソードなんて絶対書かんと心に決めていた小学生当時の私は、
もちろん、お米券を一枚ももらえませんでした。
対価が欲しいのであれば、世間の求めるものを差し出さなくてはならない。
自分のやりたいことだけをやって対価を得ようなんて考えは甘い。
そのような社会の厳しさを教える、とても恐ろしい夏休みの宿題なのです。
きっと今ならできると思うんです、
世間が求める「ごはん・お米とわたし」の作文が。
遅ればせながら書いてみましょう。あの頃の自分より、少しでも前に進んだと証明するために。
重要なのは、
・感動エピソード
・世界に目を向ける、グローバルな視点
・権力に従順な姿勢
・絶対に夢をかなえるという姿勢
これです。これさえあれば、お米券がもらえるはずなのです。
それでは書きます。
「お米が食べられる幸せ」
僕は夏休みのある日、フジテレビを見ていました。
KARAがとてもカッコ良かったのを覚えています。東方神起も好きです。
最近だと、boyfriendがとても好きです。彼らが日本でもっと売れれば良いのにと思います。
そんな韓流スターがいっぱい見られる一流テレビ局のフジテレビで、こんなことを言っていました。
「世界には、その日の食事さえ満足に取れない人がたくさんいる」。
そして、北朝鮮の様子が映し出されました。
目を疑うような惨状です。
どうして、世界一豊かで幸福な国である韓国と同じ民族の人たちが、こんなに苦しまなければならないのでしょうか。
日本は、集団的自衛権なんてバカなことを言ってないで、
兄である漢民族をすぐにでも助けなければいけないのです。
北朝鮮だけではありません。
他にも、お米が食べられない人はたくさんいます。
その中でも一番かわいそうなのはこの人です。

テリーマン。
彼は、あまりにもお米が食べたくて、額に「米」と書いてしまうほどです。
七夕、短冊に願い事を書くのと同じです。
しかし、彼はあまりにもお金が無さ過ぎて、お米を買うことが出来ません。

よく、マックの65円バーガーを食べている姿が目撃されています。
こういう安くてカロリーの高い物でお腹を膨らませているのです。
この「額に食べたいものを書く」という行為で、何人ものヒーローが夢をかなえてきました。
最も顕著なのはキン肉マンでしょう。
彼は貧乏時代、どうしても肉が食べたくて、願掛けをしました。
するとどうでしょう。
必殺技は完成するわ、それで戦闘力はうなぎ登りするわ、
最終的にキン肉星の王子だということが判明するわ、
いいことづくめです。
そして、好物の牛丼を毎日食べられるようになりました。
また、こういう人もいます。

彼はラーメンが食べたくて、「中」という文字を入れました。
しかも、髭や髪もラーメンを模したものにするという気合の入れようです。
その努力が実り、
彼は今ではラーメンの化身、「拉麺男」と呼ばれるまでに上り詰めたのです。
彼らのように努力を続ければ、きっと目標は叶います。
だから僕は頑張るテリーマンを応援します。
そして、その姿に僕もまた励まされるのです。
テリーマンが辛い時は僕もまた辛く、
テリーマンが笑う時は僕もまた笑顔になれるのです。
僕もヒーローになるために頑張ります。
僕とテリーマン、どっちが先にヒーローになれるか競走だ!
僕もお米をいっぱい食べて強くなれるように、額に「米」と書きます。
そうすれば、きっと努力は実ってくれると信じています。
信じればきっと、お米券は手に入るのです。
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